家族で料理をシェアしよう!スキレットを使った簡単アウトドアレシピ

おうちごはんを楽しもう

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なかなか外出ができない夏休みは、キャンプでも自宅でも楽しめる簡単アウトドア料理がおすすめです。今回はスキレットを使い、「家族で一緒に楽しむ料理シェア」について、料理家の今井真実さんに教えていただきました。参加者の皆さま方と一緒に、キャンプやバーベキューで大活躍のスキレットを使った料理を作ります。

食材選びや家族への指示のコツなど、さっそく試してみたい情報が盛りだくさんです!

<イベント開催日:2021年8月7日>

家族で一緒に料理を楽しむ!料理シェアの魅力

今井: ひとつの料理やひとつの献立をみんなで作り上げていくスタイルを、料理シェアといいます。「子どもやパートナーにお手伝いしてもらう」と言っても、ぼんやりしていてわかりにくいですよね。しかもつい同じ作業を二人でしがちです。

そこで、「料理をパートごとにわけてみんなで分担しましょう!」という考え方からうまれたのが、「料理シェア」なんです。

MC・Aya: 工場みたいなイメージですね!このパートはあなたの担当です、のような。

今井: そうですね。能力にあった作業をシェアできるのがポイントです。

子どもに包丁を使わせると、心配でかかりっきりになってしまいますよね。そうではなく、例えばパッケージをはさみで切ることをお願いしてみる。そうすると、その間に火の準備や後片付けができるので、それぞれができることを進められるんです。

キャンプでは炊事場が遠いことがあるので、野菜を洗うのにも時間がかかりますよね。お子さんとお父さんに洗いに行ってもらうなど、分担することでうまく回りますよ。

食器を出したりゴミを捨てたり、料理の作業は調理以外にもたくさんあります。最初から最後まで一人でやると疲れるので、指示を出して分担しましょう!

スキレットを使って、おうちでもアウトドア気分を味わう料理

今日のレシピ:『夏野菜とカマンベールチーズのグリル』

【材料】

・ソーセージ(今回はジョンソンヴィルを使用) 2本
・ズッキーニ 1本
・赤玉ねぎ 1個
・市販のボロネーゼパスタソース 1袋
・カマンベールチーズ 1個
・オリーブオイル 大さじ2

※今回はニトリスキレット大(19cm)を使用
※スキレットがない場合は小さめのフライパンでもOK
※新品のスキレットをお使いの場合、さび止めの油が塗られていることがありますので、ご使用前に食器用洗剤で十分に洗ってからシーズニングをしておいてください。詳しくは取扱説明書などをご参照ください。

【作り方】

1)スキレットにオリーブオイル大さじ2を入れる。縦、横と4割にしたズッキーニを入れ、皮目もじっくりと焼く。塩をふる。

2)ソーセージものせ、玉ねぎも入れ、軽く焼き目がついたらボロネーゼソースを入れる。

3)カマンベールチーズを入れ、カマンベールが柔らかくなるまで煮込む。

【レシピのポイント】

スキレットがない方は、小さめのフライパンでもOK。
レシピでは「ズッキーニに塩をふる」と書いていますが、ソーセージやミートソースに味がついているので、なくても大丈夫です。「味付けに自信がない」「塩少々ってどれぐらいかわからない」そんな方でもとっつきやすいレシピですね。
食材にもポイントがあります。今回使うズッキーニや赤玉ねぎは生焼けでも食べられるので、アウトドアで使っても食中毒の心配がありません。

【調理実習スタート!】

●ズッキーニを切る

今井: まずズッキーニを切ります。細かく切る必要がないので、包丁に慣れていない方でも安心ですよ。

おしりの部分と、頭の乾いているところだけ切り落とせばOK。あとはワイルドに横に半分、縦に半分に切ります。これだけです!

MC・Aya: 本当にこれだけでいいんですか?ワイルドですね!包丁に慣れていなくてもいいですね。

今井: そうです!ズッキーニステーキのような感じですね。

ズッキーニと一緒にすべての材料を切ってしまってもいいんですが、ここは料理シェアができるポイント。ズッキーニを焼いている間に、誰かに赤玉ねぎを切ってもらえます。

●ズッキーニを焼く

今井: 今回はスキレットを使うので、油は多めに大さじ2ほど入れて、火をつけます。

スキレットって、とっても取っ手が(…だじゃれになりましたね(笑))熱くなるので、タオルなどを持ち手にかぶせましょう。

ズッキーニは皮を焼くとおいしいので、皮から焼きます。レシピではここで塩をひとつまみ振りますが、分量に自信がない方はなくてもOK。油がはねて怖い人は、アルミホイルをかぶせましょう。中火から弱火の間で焼いていきます。

●赤玉ねぎを切る

今井: ズッキーニを焼いている間、火の加減を見る人と赤玉ねぎを切る人に分かれて、料理シェアできます。赤玉ねぎの根元とてっぺんを切りましょう。お子さんなら一緒に皮をむいてあげてもいいですね。

赤玉ねぎを選んだのは色がきれいだからです。もちろん普通の玉ねぎでもいいですよ。

半分に切ったあと、なるべくバラバラにならないようにしたいので芯の部分は切りません。そのまま3分の1に切っていきます。

●ズッキーニをひっくり返し、玉ねぎを入れる

今井: ズッキーニをひっくり返して火を弱めます。

MC・Aya: 確かにこの工程だと、複数人いたほうが同時進行でやりやすいですね。

今井: そうですね!このまま素揚げに近い感じにしていきます。

玉ねぎは全部でなく、スペースに入る分だけ入れる感じでOKです。スキレットが小さいなら、あらかじめ小さめの玉ねぎを選ぶといいかもしれませんね。

ズッキーニを端によせて、空いたスペースに玉ねぎを入れます。

MC・Aya: すでにズッキーニがおいしそうですね!

今井: まるまる焼いたズッキーニがおいしいんですよ。玉ねぎはキチキチに入れても大丈夫です。弱火のままで、アルミホイルをかぶせます。

●パスタソース、チーズ、ソーセージの包装を開ける

今井: ここでお子さんの出番です!ただパスタソースのパッケージを開けるのは、大事故になりがちなんですよね(笑)。

「パウチの中身を下に寄せる→上の角を切ってねと指示する→切ったら立てかけておいてねと指示する」、この流れが大事です!アウトドアはハプニングが起きやすいですからね。

そのあとはカマンベールチーズのフィルムをはがしてもらいましょう。このあたりは調理中にスムーズにいかないと、「いーっ!」てなりますよね。そうならないように開けておいてもらうと、調理する人も助かります。

ソーセージの包装も開けます。今回使ったジョンソンヴィルはジップになっているので、余っても持ち帰れます。キャンプだと輪ゴムや密封グッズが必需品なので、ジップタイプは本当に便利!あとはタッパーなどを持っていっておくと、クーラーボックスに詰めやすいですし、余ったおかずをもって帰るのに便利ですよ。

●ソーセージを入れる

今井: 食材をひっくり返し、ソーセージを入れましょう。焦げ目がついたズッキーニはソーセージの上に乗せて、これ以上火が入らないように休ませます。

●パスタソースを入れる

今井: 次に、空いたスペースにパスタソースを入れます。跳ねるのがこわくなければ、お子さんに絞り出すのを任せてもいいですよ。指示を出す人は、ここで「お皿の準備をしましょう」と声掛けします。

ズッキーニを戻し、ミートソースに絡めると吸っていきます。ソーセージにソースが行き渡っていませんが、大丈夫。油で皮をパリッとさせたいので、このままでいいんです。

MC・Aya: 同じフライパンで別の料理をしているみたいですね。

今井: そんな感じですね!ソースが入ったので、火力が弱まっている状態です。早く沸騰させたい方は火を強めてもいいですよ。でもソースがバチバチ跳ねてくるので、急いでいないなら弱いままでOKです。

●カマンベールチーズを入れる

今井: ソーセージがパリッとしてきたら、ズッキーニの上に乗せます。その跡地に玉ねぎを移動し、空いた場所にカマンベールチーズを投入!チーズがとろっとしたら完成です。

MC・Aya: 早いですね。これでチーズが溶けたらおいしいに決まっています!

今井: バチバチするのでアルミホイルをかぶせておきましょう。

料理シェアはまだ終わっていません。散らばっているゴミを処理しましょう。箱をつぶしたり、分別したり。洗い物までが料理の工程です。

MC・Aya: 普段ごはん作りの中でしていることを、みんなが意識するいい機会ですね。

今井: そうなんです。料理をしている人は無意識にこなしているけど、一つひとつ指示を出してあげると、こちらも気が楽になりますよね。

●カマンベールチーズをひっくり返す

今井: チーズをひっくり返すと、焦げ目ばっちり!このまま完成でもいいし、チーズをもう少し煮込んでもいいですよ。

思わず写真がとりたくなるような特別感が出るのでうれしいですよね。

大人はタバスコやブラックペッパーをかけてもいいと思います!

Kyoko: 完成しました!玉ねぎがバラバラになっちゃったんですけど大丈夫でしょうか?

今井: 玉ねぎはバラバラでもいいですよ!食べるときに触感の違いも楽しめます。

普段は作りにくい、「いかにもキャンプ飯!」というのが作れます。バゲッドを添えてもいいですね!

Kyoko: 辛い料理が好きなんですけど、唐辛子とかを入れても大丈夫ですか?

今井: ミートソースに輪切りや長い唐辛子、一味を入れても合うと思います!にんにくやハーブを足すなど、アレンジし放題です。

気になるアレンジや盛り付け方法

MC・Aya: ご覧いただいている方から「他におすすめ食材はありますか?」というご質問がきています。

今井: 生でも食べられる野菜で、なおかつミートソースと相性がいいものがおすすめですね。パプリカ、なす、おくら、ピーマンなど夏野菜はなんでも合いますよ。ピーマンは丸ごと入れると、やわらかくてジューシーになります。

トマトやミニトマトを仕上げに入れてもいいですよ!

MC・Aya: ソーセージ以外に入れられるタンパク質はありますか?

今井: 今回ソーセージを選んだのは、キャンプ場の近くの道の駅ではよくおいしいソーセージが売っているからです。鶏肉、厚切りベーコンなどでも大丈夫ですよ。野菜中心にしたいなら薄切りのベーコンでも。その場合はきちんと火を通してくださいね。

パパ・ウザビッチ: ゴーヤもおいしいかもしれませんね。

今井: 間違いなくおいしいですね!

パパ・ウザビッチ: 盛り付けはどうしたらいいですか?

今井: まな板等の木の板を鍋敷き代わりにして、スキレットを置きます。その横にバゲットを置けば、ちょっとおしゃれな雰囲気になりますよ。

チーズを切ってみると、もっちりとろとろ!このチーズにつけながら食べてもいいですし、皮がしっかりしているので切り分けて一人分ずつお皿に分けても。そのあとミートソースをかけてあげましょう。オイルが残るので、パンや炭焼きした野菜をつけて食べてもおいしいですよ。

MC・Aya: ふかしたお芋につけてもおいしそうですね!

今井: カマンベールチーズ以外なら、ブルーチーズなどもお酒に合います。

よっちゃんよよよ: カリフラワーもおいしそうですね。

今井: カリフラワーは油を吸うのでおいしいと思います!

あれもしたい、これもしたいとインスピレーションが湧くのは、お料理の醍醐味ですね!

パパ・ウザビッチ: フライパンだと煙がモクモクになってしまいました。何がいけなかったんでしょうか?

今井: 熱しすぎたか、油が少ないかもしれません。鉄のフライパンも熱しすぎると煙が出やすいんです。その煙で風味付けをする方法もあるので、めげないでまた挑戦してみてください!

MC・Aya: 一押しのアウトドア料理はありますか?

今井: 最近はキャンプで食べるお茶漬けがおいしいと発見しました!スーパーの塩鮭を炭火焼きにして、それで作るお茶漬けがすごくおいしいんです。張り切りすぎたお料理や見せるためのキャンプ飯より、「普段のごはんがキャンプ飯になるとおいしい!」というのが私のモットーなので、最近の一押しはお茶漬けですね。

あとキャンプでは、スキレットで作るすき焼きもおすすめです。精肉店でお肉を買い、道の駅で少し贅沢な6個300円ぐらいの卵を買うと、やっぱりすごくおいしい!キャンプではそんなすき焼きを作っています。

ショーン: (今回の料理は)パスタの後入れもおいしそうですね。

今井: 余白があれば入れてみてもいいですね!食べきれなくて残った場合は、アルミホイルをかぶせて保存。翌朝目玉焼きをのせてアレンジできますよ。

MC・Aya: 夢が広がりますね!そろそろお時間です。皆さま、おいしく作れましたでしょうか。今井先生、本日はありがとうございました。

イベント後の交流会では、今井さんが盛り付けのコツも教えてくださいました。

ズッキーニは白い部分と皮の部分を両方見せたり、チーズやお皿の余白にブラックペッパーをかけたり。ちょっとしたコツで、丁寧な感じが演出できますよ!

撮影:村上未知


今井真実(いまい・まみ)

料理家。神戸市生まれ。東京都世田谷区で料理教室を主宰。

作った人が嬉しくなるようなレシピを提案している。3度の飯よりお肉好き!キャンプで塊肉を焼くのが一番のストレス解消法。

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