夏の掃除大作戦!気になるキッチンの汚れを楽ワザで解決!

賢く家事をこなそう

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毎日の家事育児でお掃除が溜まってしまい、思うように気持ちのいい居住空間をキープできない……。お掃除グッズは買ったけれど、結局使わずに放置してしまっている……。こんなふうに、お掃除に苦労していたり、苦手意識を持っているかたも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お掃除スペシャリストの髙橋綾香さんに、簡単でかつ時短でできる、キッチンまわりのお掃除の工夫ポイントについて教えて頂きます。冬の大掃除を待たずに、夏のうちに換気扇や電子レンジのお掃除をマスターしてしまえるかも!?

掃除方法を1つ学ぶと、苦手が好きになる

――髙橋綾香先生、おはようございます。先生のInstagramを拝見したのですが、投稿がすでに整理整頓されていてビックリしました。今日はどうぞ宜しくお願い致します。

髙橋:ありがとうございます。皆さま、おはようございます、髙橋綾香です。整理収納アドバイザー、お掃除スペシャリストとして活動しています。今回は夏の掃除大作戦、ということで、なかでも私自身よく質問を受ける、キッチンまわりの効率の良いお掃除方法について、お伝えしたいと思います。

――ありがとうございます。ではまず、ラボメンバーの皆さんに、リアルタイムでお掃除についてのアンケートを取ってみたいと思います。

――やはり視聴者の皆さんは「お掃除が苦手」という方が多いようですね。髙橋先生は、もとからお掃除がお好きだったのですか?

髙橋:“今は”お掃除が好きになりました。昔は全く掃除ができませんでした(笑)。ここ5〜6年でお掃除について学んで、楽しく出来るようになったんです。

――親近感が湧きます(笑)。お掃除が好きになるまでに、何かきっかけがあったのでしょうか。

髙橋:元々共働きで子育てしながら家事育児をしていたのですが、2人目を妊娠してから、今住んでいるお家を建てることになりました。その時に、自分のなかで「このままじゃいけない!」と思って、変わろうと決めたのです。

たまたま当時「オキシクリーン」という洗剤を知って、ハマった時期がありました。なんでもこれに浸け置きしていたのですが、何度か失敗しつつも、お掃除の方法を1つ知っただけで、こんなにキレイになるんだ!と、楽しさを知ってしまいました。それからは、お家をキレイに保ちながら、実験しながら、お掃除が好きになっていった感じです。

キッチンお掃除の目安は「月に1回」

――換気扇、水回りなどのお掃除をご紹介頂く予定ですが、髙橋さんはどれくらいの頻度でこれらの箇所をお掃除されているのですか?

髙橋:本日ご紹介する箇所は、月イチでやっていることが多いです。

――なるほど……月イチですね(笑) 先生、お掃除に使う洗剤ですが、なんとなく買ってはみたけど使わなくなってしまうものも多いと思います。お掃除の基本的な考え方や、洗剤の使い分け方について教えて頂けますでしょうか。

髙橋:実は私も、買った洗剤を全く使用しないまま、1年後に見つけたらカピカピに乾燥していたこともあったりということが何度もありました。もったいないから捨てられないのですよね。

洗剤は場所や用途別に売られていることが多いと思います。トイレ用、お風呂用、キッチン用……などありますが、成分をよく見てみると、そこまで変わらなかったりします。1つの洗剤でいろいろな場所を掃除することができれば、整理収納にもつながってくることになるので、オススメです。また、あまり「洗剤を持たない」ということも、お掃除を好きになる基本の1つかなと私は思っています。

「重曹」「クエン酸」「酸素系漂白剤」が大活躍

髙橋:重曹、クエン酸、酸素系漂白剤。この3つは常備しています。これらを100円ショップのケースに詰め替えています。子供もいて、ペットも飼っているので、ナチュラルクリーニングといった環境に優しい洗剤をキッチンに常備しています。

髙橋:汚れの性質は、大きく分けて「アルカリ性」と「酸性」の2つに分けられます。このほかに「カビ」もあります。汚れの性質に応じて、洗剤を使い分けていく事ができれば、キッチン、お風呂場、トイレのお掃除も、この3つのメインの洗剤でほとんどキレイになります。

・「重曹」
「アルカリ性」の洗剤です。これは「酸性」の汚れの代表格でもある「油汚れ」に非常によく効きます。

・「クエン酸」
「酸性」の洗剤です。これは「アルカリ性」の汚れ、つまり水垢やカルキなどに効きます。トイレのニオイにも効きますので、クエン酸は1つ持っておくと良いと思います。

・「酸素系漂白剤」
キッチン用には「シャボン玉石けん」のものを使っています。先程お話しました「オキシクリーン」も「酸素系漂白剤」の1つですね。「酸素系漂白剤」は汚れを落とすのに強力な洗剤で、例えばふきんのつけ置きや、煮沸消毒などに適しています。赤ちゃんがいる方は、界面活性剤が入っていない酸素系漂白剤で、哺乳瓶などの煮沸消毒が出来ます。

・「水ピカ」
「アルカリ性電解水」というもので、水で希釈して使います。この大きさで1,000円くらいだったはずです。これ1つで、油汚れ、手垢の汚れ、壁紙や床など、部屋中全体のお掃除に使えます。キッチン用としても毎日のお掃除に使っています。

髙橋:カビの汚れはナチュラルクリーニングではなかなか対応が難しいので、専用のカビ取りジェルやハイターなどを使います。カビ取りジェル「Re:set」はスプレーではなくジェル状になっています。例えばお風呂場でカビ取り剤をスプレーすると、泡が上から下へと流れ落ちてしまいますよね。つまりカビに密着していないのです。こちらの商品ですと、スライムみたいにカビに密着して、しっかりカビを取ってくれるので便利です。

――既にここまでで、情報量が満載です! ラボメンバーの方々からもコメントやご質問がチャットで届いているのですが、「月1回換気扇のお掃除はハードルが高い……」ですとか、あとは「汚れに、酸性やアルカリ性があるとは知りませんでした」というコメントもありました。ご質問で「それぞれの洗剤の使用期限はありますか?」というものも届いています。

髙橋:重曹、クエン酸、酸素系漂白剤は、粉の状態で売っています。粉の状態ですと1〜2年は持つと思います。ただ、これらの粉状の洗剤に水を加えてスプレータイプにした場合、クエン酸だと約2週間、重曹だと約1週間で使い切って頂きたいです。

――ありがとうございます。それでは次に、お掃除のお役立ちグッズを教えて下さい。

髙橋:はい、こちらになります。

お掃除グッズは厳選して、数を持たないようにする

髙橋:「排水溝ブラシ」は100円ショップのセリアさんでも売られています。キッチン、洗面所やお風呂場に排水溝があると思いますが、中にへばりついた汚れってハイターだけでは取り除けなかったりしますよね。このブラシを使って、洗面所の排水溝を掃除した時は、すごい汚れが取れて、びっくりしました。100円でこんなに汚れが取れるなんて!ということで、私のイチオシのお掃除グッズになっています。長くて収納しづらいと思われがちですが、丸めてフックにかければコンパクトにまとまります。

髙橋:「スコッティファインのキッチンペーパー」は、もう5年以上使っているのですが、普通のキッチンペーパーに比べて破れにくい特長があります。このように水に浸けて絞っても、破れません。私はぞうきん代わりに、この破れにくいキッチンペーパーを使っていて、何度か繰り返し使ったら捨てるようにしています。

「マスキングテープ」は、浴室でよく使うのですが、キッチンでも使います。コンロがある壁にパッキンが貼られていることが多いと思うのですが、ここに専用のマスキングテープを貼ってしまいます。パッキンに染み込んだ油汚れは、なかなか落ちにくいのですよね。そこで最初にマスキングテープでパッキンを保護してしまいます。何ヶ月かに一度でいいので、汚れたマスキングテープを剥がして、アルコールスプレーで軽く拭いてから、新しいマスキングテープに貼り替えると、ずっとキレイを保てます。

髙橋:「水筒用乾燥剤・マーナ」は、お子さまのいらっしゃるご家庭にピッタリだと思います。水筒って、内側がなかなか乾きにくいですよね。こちらの水筒用乾燥剤も5年くらい使っているのですが、ほとんどヘタらずこの状態です。水筒を洗い終わったら、このように中に入れるだけで、水滴がすぐに乾くんです。早く乾くから衛生面でも安心です。

――「水筒用乾燥剤はどういうところで買えるのですか?」という質問が来ています。

髙橋:Amazonや楽天などで購入できると思います。

――ありがとうございます。では、ここからはお掃除の実践編ということで、電子レンジのお掃除のやり方を教えて下さい。

お掃除実践編:電子レンジの場合

髙橋:電子レンジのお掃除には重曹を使っていきます。電子レンジにかけても良いマグカップを用意してください。ここに大さじ1杯程度の重曹を入れて、200ml程度の水を注いでください。そしてスプーンを使ってよくかき混ぜまぜたら、こちらを電子レンジに入れます。500Wで5分、チンしてください。(600Wですと重曹が溢れてしまうので、必ず500Wでやってください)

髙橋:5分経ったら、20分間放置します。その間に、重曹の水蒸気が電子レンジ内に充満しますので、蒸らした状態をキープします。

20分経ったら、電子レンジを開けて、キッチンペーパーなどで内側をキレイに拭き上げていきます。びっくりするくらいに、電子レンジ内にこもっている匂いがなくなるのでオススメです。お掃除の頻度は、1カ月に1回が目安です。お皿が付いているタイプの電子レンジでも、お皿を付けたままでこの手順でお掃除してください。

髙橋:重曹は沸騰させると、強いアルカリ性の洗剤になります。通常の粉や低い水温の状態で使うよりも、熱することで洗浄効果もアップしています。

――簡単過ぎてびっくりしました。ラボメンバーの皆さんも、一緒に実践しながら電子レンジのお掃除に取り組んでいるようです。

お掃除実践編:換気扇の場合

髙橋:次は換気扇のお掃除ですが、夏にやるのをオススメします。油汚れは、暖かい季節になると緩みますので、冬の寒い時期に掃除するのとでは、汚れの落ち具合が異なってきます。

今回は「水ピカ」という洗剤を使っていきます。油汚れには、アルカリ性の洗剤を使うと良いです。この「水ピカ」は、水で希釈しないで使うとかなり強力な、アルカリ性電解水になります。注意したいのは、強力なアルカリ性の洗剤は、素材によっては変色を促してしまいます。長くつけ置きしてしまったりせずに、短時間でササッとお掃除して、最後はしっかり洗い流すなどしてください。そして強力な洗剤になりますので、使う時は手袋を必ずしてください。

髙橋:換気扇のパーツを取り外し、お台所のシンクに置いてください。そしてこの「水ピカ」をお皿などにそのまま少量注いでください。先程ご紹介したキッチンペーパーに、「水ピカ」を含ませて、換気扇についた油汚れを拭き取るようにしていきます。ホコリや油が取れてくると思います。最後は、お皿洗いなどに使う洗剤でしっかりと洗い流してください。「水ピカ」を使うお掃除の方法ですと、短時間で簡単にキレイにできるので、お子さんがいるご家庭でお忙しくてもすぐにできると思います。

髙橋:月に1回お掃除することで、汚れをためない、大掃除をする必要をなくす、という生活が実現できると思います。見えない箇所に汚れは溜まりやすいので、こまめに、めげずに、やってみてください。

――ラボメンバーから質問が来ています。「オーブントースターの掃除も同じようにできますか?」

髙橋:オーブントースターの場合は、一度中を温めて油汚れを緩めて頂いてから、重曹か「水ピカ」を使って全体を拭き取るとキレイになると思います。油汚れには、アルカリ性の洗剤を使ってください。

――ありがとうございます。先生、次はどのお掃除をご紹介頂けますか。

お掃除実践編:ケトルの水垢の場合

髙橋:ケトルのお掃除方法をやってみましょう。ケトルは使い続けていくと、内側がもやっと白っぽくなってくると思います。これはアルカリ性の汚れになります。そこで、クエン酸を使っていきます。

なぜキッチンまわりのお掃除に、重曹やクエン酸を使うかと言うと、界面活性剤などを含まないため、水でさっと洗い流すだけで安心して使用できるためです。これだけでも時短家事に繋がるかなと思っています。

髙橋:では実際に、ケトルの中にクエン酸を入れます。これも大さじ1くらいを、直接入れてください。その後、お水を2〜3cmの高さくらいまで入れていきます。軽くスプーンなどで混ぜてから、蓋をして、沸騰させてください。その後20分程放置して、最後に洗い流してください。

髙橋:お子さまの水筒などにも、この方法で洗えます。クエン酸を入れたら、沸騰したお湯を注いで混ぜてから、同じように放置してください。

茶渋を洗いたい場合は、「オキシクリーン」や「シャボン玉石けん」などの界面活性剤が入っていない、酸素系漂白剤を使ってください。

――なるほど、とっても簡単ですね。

髙橋:酸素系漂白剤は、お湯の温度が60℃の時に、洗剤自体の効果が一番高まります。沸騰する前のお湯を使うなどして試してみてください。

――茶渋のときは、60℃、ということですね。そしてまたラボメンバーから質問が届いています。「クエン酸は20分以上放置しても大丈夫なのですか」「パッキンや蓋は付けたままでも大丈夫ですか?」

髙橋:パッキンや蓋は、水垢汚れよりも、カビの原因になる汚れの付着のほうが多いと思うので、先程ご紹介した酸素系漂白剤に浸けられるのが良いと思います。

――ありがとうございます。それでは次のお掃除場所、蛇口のまわりのお掃除方法について教えて下さい。

お掃除実践編:シンクの蛇口まわりの場合

髙橋:ご質問を良く頂くのが、蛇口のまわりの汚れのお掃除方法なのですが、今回は「フロス」を使います。歯の隙間と、この水栓の隙間も同じだと考えて頂いて、まずはやってみましょう。

髙橋:通常皆さんが使われている、キッチン用の洗剤で大丈夫なので、こちらを汚れている箇所にかけてください。今回は私が愛用している中性洗剤の「ウタマロ」を使います。長めに切ったフロスを蛇口まわりの隙間にはめ込んで、左右に動かして汚れを取ります。最後は水でさっと流して、完了です。

髙橋:さらに、蛇口や水栓に付いた水垢って、気になりますよね。できれば毎日使い終わった後に、アルコールスプレーをふりかけて、マイクロファイバークロスで吹き上げるだけで、だいぶキレイが保てます。例えば毎日洗顔した後に化粧水をするのと同じような感覚で、蛇口まわりもお手入れしてあげると、シンクまわりがピカピカに保てるようになります。

お掃除に関する質問が止まらない!Q&Aタイム

――アルコールスプレーは何のために使いますか?

髙橋:除菌のために使います。アルコールで除菌するだけでも汚れが付着しづらい状態を保てます。

――ありがとうございます。また質問が届いています。「水ピカ」はどこで買えますか?

髙橋:ドラッグストアではなかなか置いていないのですが、楽天やAmazonで購入出来ます。

――「水ピカ」に関してさらに質問が届いています。「コンロの汚れにも有効ですか?」

髙橋:有効です。油汚れに最適ですし、実際にコンロの汚れを落としている動画などが「水ピカ」のホームページにも掲載されていますので、参考になさってください。

――またご質問です。「フローリングの雑巾掛けに使う洗剤でおすすめのものはありますか?」

髙橋:「ウタマロ」クリーナーは良く使います。こちらは中性洗剤なのですが、これを薄めて使います。軽い汚れであればこれ1本でだいたいはキレイになりますね。特に「ウタマロ」クリーナーは2度拭きが必要のない洗剤なので、便利です。

――「消毒用アルコールを水で割って、お掃除に使えますか」とのご質問も頂いています。

髙橋:消毒用アルコールですと匂いがきつい場合がありますよね。使えなくはないと思いますが、私は日本の洋酒メーカー・ドーバー社のアルコール除菌・消毒スプレー「Pateuriser77/パストリーゼ77」を使っています。

――「もし可能だったら、掃除用具の収納場所、収納方法も見せて戴けると嬉しいです」という質問がきております

髙橋:重曹やクエン酸は、キッチンまわりで頻繁に使うので、キッチン下の引き出しに入れています。アルコールスプレーについては、冷蔵庫の横に引っ掛けています。マグネット式のタオルバーを冷蔵庫の横に付けていまして、そこにスプレーを引っ掛けている状態ですね。やはりワンアクションで道具が取れるというのが、キレイを保つ秘訣になると思っています。

――「カピカピの水垢を落とす方法を知りたいです」

髙橋:カピカピになってしまっていると、クエン酸だと取れない場合があるので、業務用の水垢取り洗剤を使うと良いと思います。いろいろな種類がありますので、どのタイプでも良いと思うのですが、水垢除去洗剤やジェルを付けて、その上からラップでパックします。私は「Re:set」のシリーズを使っています。

加湿器に付いている水垢であれば、クエン酸でも落ちると思いますが、しつこい水垢であれば業務用の洗剤を使うのも一つの方法だと思います。

――髙橋先生、今日はどうもありがとうございました!

髙橋:こちらこそ、どうもありがとうございました。

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髙橋綾香

お掃除スペシャリスト、時短家事コーディネーター、時間マネージメントアドバイザー&コーチ。書籍に『時間もお金もかけない! ほったら家事』(宝島社)など。

<所有資格>
整理収納アドバイザー1級
お掃除スペシャリスト1級
ルームスタイリスト1級
時短家事コーディネーターExpert.
時間マネージメントアドバイザー&コーチ

https://ameblo.jp/ks-myhome

https://www.instagram.com/ks._.myhome/

手元や高い所などを視聴者にわかりやすく実況中継するために、株式会社デベロップジャパンのオンライン接客サービス「Air-DAM(エアーダム) https://www.djuxd.com/solution/air-dam.html」を使用しました。

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