カンタン料理&工作でスペシャルな休日に!家族みんなで「おうちピクニック」を楽しもう♪

今日は家族でお出掛けしたい気分♪ なのに外は冷たい雨…。どうしよう…。
そんな日には、「おうちピクニック」はいかがですか?
今回のゲスト講師は、夫婦でフード&デザインユニットとして活動する「holiday」の堀出隼さん(アートディレクター)と堀出美沙さん(料理家)。おうちでピクニック気分を楽しめるメニューや、食卓コーディネートのコツを教えていただきました。どれも手軽に作れてアレンジの幅も広いピクニックレシピです。家族みんなで作って、おうちの中でもスペシャルな一日を過ごしましょう!
<イベント開催日:2021年11月21日>
MC・Aya: holidayさん、今日はよろしくお願いします!自己紹介や意気込みなどありましたらお願いいたします。
隼: こちらこそ今日はよろしくお願いします!holidayでは、僕がデザインを、美沙が料理を担当しています。「食とデザイン」をテーマに、よりおいしく、より楽しくなる活動を、二人で一緒に考えています。今日は「おうちピクニック」ということで、おうちで簡単にできるメニューと、食卓が彩り良く、楽しくなるアイディアを、皆さんと一緒につくり上げていければと思っています!
MC・Aya: とっても楽しみです!それでは、まず今日ご参加の方々の事前投票の結果を少しご紹介します。ご回答いただいた方は全員女性、全員関東地域の方となっています。皆さんご近所さんですね!「おうちピクニック」については、意外と経験者が多いようです。お一人で参加の方も、ご家族で参加の方も、一緒に作りながら楽しんでいただけたら嬉しいです!holidayさん、「おうちピクニックの極意」をぜひ聴かせてください!
隼: ハードルが上がりましたね(笑)。
美沙: それでは、今日のメニューをご紹介します!一つ目は、今が旬のレモンを使った「レモンシロップ」を作ります。切る工程を少なくしており、しぼって混ぜるだけ!手軽に作れるシロップです。二つ目は「さつまいもポテト」。さつまいもは固いので、電子レンジで少し温めると、柔らかくなって切りやすくなり、ホクホクしたポテトになります。三つ目は「ホットドッグ」です。どれも楽しく作れる方法を提案できたらと思っています!
隼: ホットドッグの包み紙や、さつまいもポテトを入れる紙コップにお絵描きしながら、楽しく作りたいなと思います!一緒に作る方、準備はOKですか?
(参加者の皆さんからOKマーク!)
MC・Aya: 皆さん、OKポーズありがとうございます!
~目次~
◎ピクニックレシピ
1、レモンシロップ
2、さつまいもポテト
3、ホットドッグ
◎工作
1、紙コップのアレンジ
2、竹串につけるフラッグ作り
3、ワックスペーパーのアレンジ
◎食卓コーディネート
※イベント当日は、大人が包丁や油を使う間に、子どもは工作をするなど、料理と工作を同時進行で行いました。このイベントレポートでは、料理と工作を混ぜずに記載しています。
炭酸割り、ビール割りもおいしい!特製レモンシロップ

<材料>
レモン…3つ
上白糖…80g
はちみつ…60g
<用意するもの>
300mL以上入る瓶…1本
<作り方>
1. レモン3つを横向き1/2にカット。

2. スクイーザーでグリグリとしぼり、果汁だけにする。

*皮を入れると少し苦みが出るので、今回は果汁のみを使います。
*皮を上下左右に押してみて、身が詰まっている部分を確認しながらしぼると良いですよ。
3. 果汁を瓶に注ぎ、上白糖とはちみつを加えてよく混ぜる。

*スプーンやヘラで混ぜてもいいですし、ふたを閉めて振ってもOK。
4. 砂糖が完全に溶けたら完成!
美沙: シロップに使うお砂糖の種類は、上白糖が一番色も甘みもちょうどいいと思います。グラニュー糖は溶け残ることがあるんです。上白糖であっても、少し混ぜただけでは瓶の底に砂糖が残ると思うので、少し時間を置いてから時々瓶を振るようにすると、砂糖がしっかり溶けます。今日のイベント中にも、何回か振ってくださいね。
MC・Aya: 忘れないようにしないといけないですね。ところで、はちみつって、砂糖の代わりに入れるイメージだったのですが、今回は両方使うんですね。
美沙: はちみつだけだとすごく甘くなってしまうので、両方入れると甘みのバランスがちょうど良くなると思います。
MC・Aya: そうなんですね!チャットの方に「息子が1歳で、はちみつを食べさせるのは心配です。入れなくても大丈夫ですか?」というご質問が来ています。
美沙: 大丈夫です。はちみつを入れない場合は、同じ分量の砂糖(60g)を入れてくださいね。
コロコロ、ホクホク!さつまいもポテト

<材料(4人分)>
さつまいも(300gくらいのもの)…2本
揚げ油…適量
塩…適量(2つまみ程度)
◆ディップA
サワークリーム…適量
スイートチリソース…適量
◆ディップB
バター(有塩)…75g
パセリ…10g
にんにくすりおろし…1/2かけ(お好みで)
<用意するもの>
ラップ
<作り方>
1. さつまいもを洗ってからラップで包み、電子レンジ(600W)で4分加熱する。

*さつまいもが太い場合は4分、細い場合は3分くらいがおすすめです。
*ラップを外す時に、やけどをしないよう気を付けましょう。
2. さつまいもを食べやすい大きさにカットする。

*乱切りでも、スティック状に切っても構いませんが、今回は紙コップに入れるため、ブロック状にしました。ほくほくとさせたいので、2cmくらいの厚さが良いと思います。
3. 180度の油で3〜4分、表面がほんのり色づくまで素揚げする。

*底の深い鍋の半分より少し下くらいまで油を入れました。
*楊枝がスッと刺せればOKです。
*揚げている間、お子さんたちは★マーク以下の工作に取り掛かりましょう!
4. 揚げたてのさつまいもをボウルに移し、熱いうちに塩を振って混ぜたら完成!

5. ディップAは、サワークリームとスイートチリを合わせるだけ!

6. ディップBは、常温でやわらかくしたバターに、みじん切りにしたパセリと、お好みですりおろしにんにくを加えて混ぜる。

*バターが固い場合は、電子レンジで10~20秒ほど温めてもOK!
*今回、パセリは茎を使わず、葉の部分のみを使います。
MC・Aya: この季節、さつまいもがおいしいですよね。さつまいもを選ぶ時のポイントや、おすすめ料理が他にあれば教えてください。
美沙: さつまいもは、買う時にきれいなものを選びがちですが、両端から蜜が出ているものが甘くておすすめです。トマトソースで鶏肉を煮る時にさつまいもを入れると、少し甘みが加わっておいしいです。煮崩れしやすいですが、一旦八分まで火を通して、ふたをして余熱で火を通すと、きれいな形を保つことができます。あとはこの時季、焼き芋をよくやりますね。濡らした新聞紙でさつまいもを包んでから、アルミホイルで巻いて焚火の中に入れると、うまく焼けますよ。
おうちピクニックの主役!彩り鮮やかホットドッグ

<材料(4人分)>
ホットドッグパン…4本
ウィンナー…4本
トマト(中玉)…1個
バジルソース…適量
ブロッコリースプラウト…適量
パルメザンチーズ…適量 ※粉チーズでもOK
<作り方>
1. 水を入れたフライパンにウィンナーを入れ、強火にかける。沸騰してきたら、適度にひっくり返す。

2. ホットドッグパンに切れ目を入れてから、2分ほど軽くトーストする。

*表面がカリッと仕上がるくらいが目安。焼きすぎてしまうと、具材が挟みづらくなります。
3. トマトのヘタを取る。横に半分に切り、(スプーンの柄などで)種を取る。

*あらかじめトマトの種を取っておくと、仕上げが水っぽくなりません。
4. トマトを8mm~1cm程度の角切りにする。

5. ホットドッグパンの切れ目にバジルソースを塗る。

6. ホットドッグに、ウィンナー、トマト、ブロッコリースプラウトを乗せ、最後にパルメザンチーズを振りかけて完成!

★簡単!楽しい!工作でピクニック気分を演出しよう★
お子さんもできるような簡単な工作で、ピクニック気分を演出してくれる小物を作ってみましょう!さつまいもポテトを入れるのは、絵柄入りの紙コップ。そこに添える竹串には、色とりどりのかわいいフラッグ。そして、今日のメイン・ホットドッグを包むのは、絵柄入りのワックスペーパーです!作る前から、カラフルな楽しい食卓が目に浮かびますね!
【工作①】ポテトを入れる紙コップをかわいくアレンジ!

<用意するもの>
紙コップ(高さ約8cm)
マジックペン(油性)
<手順>
紙コップに好きな絵を描く。
隼: ホームパーティーをすると、紙コップが誰のものかわからなくなりますよね?今回は「おうちピクニック」というテーマなので、ピクニックらしいイラストを描いてみましょう!例えば、僕は「木」、お母さんは「太陽」など。コップが誰のものかわかるようにするだけでなく、食卓がピクニックの風景になっていきますよ。
MC・Aya: ピクニックの風景を紙コップに連れてきちゃおう!というわけですね。
隼: そうですね!ピクニックをテーマに思い浮かぶものを、どんどん描いていきましょう!

かわいいコップたちばかり!
隼: みんな絵が上手ですね!にっこり笑顔のお顔、良いですね!頭の中にどんどんイメージを描くだけでも、楽しい気持ちが生まれますよね!
MC・Aya: 本当にみんな上手です!どんどん描き足したくなりますよね~!
【工作②】竹串につけるフラッグで食卓をカラフルに!

<用意するもの>
好きな色の画用紙
竹串(約10cm)
カッター(もしくはハサミ)
カッターマット(カッターを使用する場合)
両面テープ(もしくはセロハンテープ)
えんぴつ
<手順>
1. 画用紙を竹串に合わせた適当なサイズ(縦5cmくらい)に切る。
2. 画用紙を半分に折りたたみ、好きなフラッグの形を描き、その通りに切り抜く。

3. 切り抜いたフラッグの折れ目部分に竹串を両面テープで貼り付ければ、フラッグの出来上がり!

隼: フラッグの形は、木や炎、UFOなど、自由に考えてみてくださいね。これからの季節、サンタさんのブーツなんてどうでしょう?たくさんの色の画用紙を使うと、食卓が明るく彩られてきれいですよ。あっ、ハートの形に切り抜いてくれたお子さんがいますね。
MC・Aya: ハート、かわいいですね~!
【工作③】メインを包むワックスペーパーにはストーリーを込めて

<用意するもの>
ワックスペーパー
マジックペン(油性)
<手順>
ワックスペーパーにマジックペンで好きな絵を描く。
隼: 今回は「おうちピクニック」なので、もう一つアウトドア感をプラス!ホットドッグを絵柄入りのワックスペーパーで包みます。大きな絵を描いてしまうと、包んだ時に全体が見えないので、小さいイラストを模様のように描くといいですよ。また、包んだ時にはいろいろな角度から絵柄を見ることになるので、イラストをいろいろな向きから描くのもおすすめです。
MC・Aya: 今日は三つの工作を行いましたが、すべて「ピクニック」がテーマになっているので、紙コップに描く絵、ワックスペーパーの絵、フラッグの形のイメージがリンクしている感じなのが良いですね!
隼: そうですね!ストーリーがとっても大事で、「こんなピクニックにしたいな」「こんな時間にしたいな」というのを想像しながら描くと良いですね。例えば、ピクニックで誕生日の子をお祝いするなら、その子が好きなモチーフにするとか。僕は今日、「地球のピクニックの様子が楽しそうだな~」とUFOが見に来るというストーリーをイメージして描いてみました!

ピクニック風!特別な日の食卓コーディネートをしよう♪
完成したピクニック料理と、お子さんたちと一緒に作った工作が、ついに食卓で共演する時がやってきました!皆さん、どのようなコーディネートになるのか楽しみです!
<コーディネートの手順>
1. ワックスペーパーの絵柄のない面を上にして、ホットドッグをワックスペーパーの端に置く。

2. 筒状になるように、ホットドッグを両サイドから包み込むように巻いていき、片方だけねじる。

*片方だけねじることで、もう片方から食べやすくなります。野菜がボロボロと落ちません。
3. 紙コップに、さつまいもポテトを盛り付け、フラッグ付きの竹串を刺す。

4. レモンシロップを使ったドリンクを作る。(今回は炭酸割りに)

5. 2種のディップも置いて、完成!

MC・Aya: 私の似顔絵入りの紙コップ(レモンシロップ右)も作ってくださって、とっても嬉しいです!ありがとうございます!
ホットドッグは持ち運びやすそうなので、外でピクニックの時にも良いですね!まいちるさんのところは、バスケットに詰めていて、もう準備万端ですね!
まいちる: おうちピクニックのセット完了です!ホットドッグのラッピングについて、外へ持って行く時、食べる時にどうすればいいか教えて欲しいです。
隼: 外へ持って行く時は、両端をねじって「キャンディー型」にすると良いですよ。
美沙: 食べる時は、少しずつホットドッグを出しながら食べると、具材がワックスペーパーの中に落ちるので、お子さんも食べやすいと思います。
隼: レモンシロップは、皆さん途中で忘れずにフリフリしましたか?
美沙: レモンシロップの割り方ですが、カルピスと同じような使い方で大丈夫です。今日は炭酸水を用意しましたが、お水やお湯、大人はビールを注いでもおいしいと思います!
MC・Aya: それはおいしそうです!皆さん、とってもかわいい食卓になりましたね~!
隼: いいね~楽しそうじゃん!
MC・Aya: では、皆さん、食卓を見せてくださーい!

素敵な「おうちピクニック」の準備ができました!
MC・Aya: 2時間を超える長いイベントとなりましたが、holidayさん、いかがでしたか?最後に皆さんにメッセージなどありましたらお願いします。
隼: 皆さんのレベルが高すぎて、ちょっとドキドキするくらいでした!
今日は、食事をよりおいしく楽しく食べるための工夫を、いろいろお伝えしました。これから来るクリスマス、お正月、誰かのお祝いなどに活かしてもらえたら、すごくhappyです!
一つだけ宣伝ですが、神奈川県・葉山町に、食堂・イベントスペース「HOLIZONTAL」を運営していますので、皆さん関東ご在住とのことで、機会があればご来店いただけたら嬉しいです!
では、一緒に作った料理、楽しく召し上がってください!今日はありがとうございました!

holiday
“make everyday happy”をコンセプトに、アートディレクターの堀出隼と料理人の堀出美沙が2010年に設立。アート&フードディレクション、ケータリングサービス、イベントの開催及び企画運営、パリのデザイン会社との業務連携など、「食とデザインとアート」を中心に活動中。
堀出隼
愛知県生まれ。高校卒業後に単身渡仏、パリのアートスクール「ACADEMIE CHARPENTIER」の基礎科で学んだ後、同校のコミュニケーションビジュアル科を首席で卒業。フリーのデザイナーとなり、帰国後の2010年、妻の美沙とクリエイティブユニットholidayを結成。
堀出美沙
神奈川県箱根町生まれ。エスモードジャポン総合科卒。服飾デザインの仕事から料理の世界へ転身し、以降ジャンルを問わず様々な飲食店で修行。