5人の子育て中!吉川永里子さんに聞く、家事育児がストレスフリーになる収納術

ライフスタイル

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収納スタイリストの吉川永里子さんのご自宅にお邪魔して、家事や育児がグンとラクになる収納法や、家事分担のノウハウを教えていただきました。

今日から取り入れられるアイデアがいっぱい!

「私自身、4人の男の子と、0歳の女の子の、合計5人を子育て中なんです」と吉川さんが自己紹介すると、ラボメンバーからは「お部屋が片付いていて、全くそんなふうに見えない!」と驚きの声があがります。吉川さん一家が暮らす賃貸の一軒家はスッキリと収納されていて、でもなんだか居心地がいい感じ。

「キッチン収納のポイントは、使う頻度が高いものを自分の背の高さの位置に置くこと」

「私の仕事作業スペースは、収納カウンターです。ここにノートPCを置いて、立ったまま仕事をしています」

そして家事分担のコツとして「家事を家族に手放す」という発想に、ラボメンバーやラボスタッフ全員が、「なるほど〜!」と驚きを隠せませんでした。

ラボメンバーからたくさんの質問が届くと、その場でどんどん明るく答えてくれる吉川さんに、参加した皆さんも大盛りあがり。「今日からすぐにでもやってみます!」とチャットが賑わいました。

吉川永里子さんコメント

家事のこと、育児のことも、もっと早くから取り入れたかったという声を良くいただきますが、大丈夫!今からでも十分間に合います。

家事は、「いかにラクをするか」がポイント。まずは何が自分にとってストレスになっているのかを、気づくことからはじめてみてください。そのストレスが起きそうになったら、家族に家事を手放したり、何もやらなくても良い状態を予め備えておきます。

子どもたちの得意分野はそれぞれ違いますから、それぞれが“これはオレがやってやるぞ”と思える家事を見つけさせてあげること。そしてやってくれたら、ちょっとくらい雑でも“助かった〜、ありがとう!”と伝えること。そうすることで子どもたちにも自信が生まれますし、お母さんもラクになります。ぜひ今日からでも取り入れてみてくださいね

参加したラボメンバーの声

「育児と仕事について悩んでいました。吉川さんのお話が聞けて、大変参考になりました」

【家事を手放す】という方法は、我が家でもすぐに取り入れたいと思いました」

「お子さんたちが手伝ってくれたら、【文句を言わずありがとうと伝える】。これはとても参考になりました」

 「実際のお家や収納方法を見せていただきながらお話が聞けたので、イメージがしやすかったです。子どもたちへの家事分担が参考になりました!」

「質問にたっぷり答えて下さって、収納方法など実際にチャレンジしてみようと思いました」

ラボスタッフより

「我が家でも早速【大臣制度】を取り入れたくなった!」と、男性ラボスタッフのパパも納得の吉川さんのお話は、どれも目からウロコでした。ご紹介する3つのテーマをおさらいして、ストレスフリーな家事育児をぜひ手に入れてみてくださいね。

1.家族が使いやすいキッチン収納

お皿やコップはスタッキングできるものを選ぶ。

お皿を重ねるときは、同じ種類1種類のみ。高さギリギリまで重ねず、数枚分の空きを作っておく。お皿が片手でも取り出しやすくなる。

使う頻度の多いものを、手の届く位置に収納する。

どこに何があるか家族がわかるように、収納ボックスにラベリングする。そうすることで家族が各自家事をやってくれるようになるのでラクになる。

ボックス収納は、ボックスからはみ出ないように量を調整するので、ものが増えるのを防止できる。

ボックスの選び方は、棚の縦横奥行きや高さを測っておくのはもちろん、入れたい一番大きいサイズのものを想定して選ぶと良い。

パントリーがある場合は、ゴミ箱を中に収納。ゴミ箱を見えない場所にしまうことで、生活感が軽減され、キッチンがスッキリして快適に。
ガス台に立ったときに、一歩も動かずに必要なものが手に届くようにものを配置。

ガス台の下は、無印良品のファイルボックスを縦に置いて、鍋類をスッキリ収納。

シンクの下もものが取り出しやすいように、縦に収納。洗剤やビニール袋、ジップロックなど、水まわりで使う頻度の高いものを入れておく。

2.収納カウンターをワークスペースに!

もともとキッチンカウンターとして使っていた棚板で、スタンディングのワークスペースを設置。吉川さんの背の高さに合わせて、知り合いの大工さんに作ってもらったもの。
カウンターの裏側には、吉川さんの仕事用のファイルやアイテムを収納。奥にはロボット掃除機やプリンターを配置。
壁紙はニトリのものをDIYで貼り、その上に、半透明の「壁に貼れるホワイトボード」を貼っている。吉川さんのオンラインセミナーの際や、子どもたちやパパのコミュニケーション用に大活躍。
カウンターの側面の板に、黒板用スプレーを塗っている。子どもたちが落書きしたり、家族間の伝言を書ける黒板として活躍中。
赤ちゃんをおんぶして、立ったまま仕事ができるので、赤ちゃんもママもご機嫌なワークスペース。

3.子どもも一緒に家事分担

子ども用のファイルケースは各自が管理。子ども用には中身が透けて見える半透明のものを選ぶと良い。

ものを出したら、自分で各自のファイルケースに戻すルールに。

大人用のファイルケースは、中身が見えないファイルケースで統一。紙製のBOXも1人1つずつある。
自分がやっている「家事を家族に手放すようにする」。最初は勇気がいるかもしれないが、そうすることで自分がラクになり、家族もハッピーに。
子どもたちが自信を持って受け持ってくれる【大臣制度】を導入。【洗濯物をたたむ大臣】【加湿器に水を入れる大臣】【タオルをたたむ大臣】など。

手伝ってくれたら、多少間違っていたりおかしくても「手伝ってくれてありがとう」と子どもたちに必ず伝える。

4.Q&A

Q.キッチン収納で質問です。取っ手付きの収納ボックスはどちらの商品ですか?
A.IKEAのものですが、今は売っていないです…

Q.まな板はどのようなものを使用して、どう収納していますか?
A.OXOのまな板で、シンクのまな板置きに置いています。引き出しにも置けるので、そこにも置いています。

Q.プリンターの台(お掃除ロボットの家となっている木の枠)は自作ですか?
A.自作です!材料を買っておいたら、夫が作ってくれました。

Q.壁のホワイトボードは磁石をくっつけることができますか?
A.磁石はくっつかないです。 磁石がくっつく素材のシート状のボードも売っているので、ネットで是非検索してみてください!

Q.リビングの棚はどちらの物ですか?
A.無印良品のものです。中身も大体無印良品です。

Q.リビングの紙製の収納のケースはどこのものですか?
A.岩㟢紙器のものを使用しています。下が引出しになっています!

Q.育児や仕事を両立させるのにご自身で気をつけていることってありますか?
A.「自分がやらなければいけない家事」を手放すよう家族に声がけして、家族全員で家事をするようにしています! 家事は母親がしなければいけないものではないので、みんなで分担して行うようにして自分の時間を作れるよう家族に協力してもらっています。

吉川永里子

Room&me代表・収納スタイリスト®
・生き方スタイリスト
・整理収納アドバイザー(1級認定講師)
・整理収納ベーシックコーチ
・改善整理コンサルタント
・スタイリングカウンセラー
整理収納アドバイザーの資格を取得し、2008年より収納スタイリストとして活動を開始。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに、ざっくばらんに整理収納について説く。働くママ・妻・女性の目線で行うライフスタイル提案が好評で、個人宅のアドバイスから、メディア出演・講演など、テンポのいい分かりやすい言葉で働くママの暮らしを全力サポート。これまでに10000人以上に片づけをレクチャー。
プライベートでは、離婚・再婚・ステップファミリーとなり、賃貸住宅で夫と4人の子ども達に囲まれて暮らす。
著書『もっとラクに生きる!暮らしの整理術100』『なかなか捨てられない人ための鬼速片づけ』『1年で80万円貯まる!ハッピー片づけ術』『あなたもつかめる!もう探さない人生』『30日間片づけプログラム』『吉川永里子のクローゼット収納』『吉川永里子の探しものがなくなる片づけ術』『子どもがいてもキレイがつづく!ラクするための片づけルール』『ズボラさんのための片づけ大事典』『元「片づけられない女」の幸せの引き寄せ方片づけ道』他

https://www.roomandme.net/about1/

https://www.instagram.com/erico.rm/


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