スタイリストみつまともこさん伝授!身近な小物でグリーンが映える!驚きの飾り方

グリーン

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スタイリストみつまともこさん

雑誌やさまざまなジャンルのウィンドウディスプレイなど、第一線で活躍されているディスプレイデザイナーのみつまともこさん。UXD KURASHI LAB.でも、暮らしに取り入れやすい素敵なアイデアを毎回教えてくださっています。今回は、身近な小物を使って飾れるグリーンのアレンジについて教えていただきました。

ガラス容器を使ったグリーンの簡単ディスプレイ

毎回大人気のみつまともこさんのライブイベント。今回も大勢のラボメンバーの皆さんが参加し、開始前から期待が高まります。

ライブカメラがみつまさんのお部屋にお邪魔すると、ラボメンバーも大盛りあがり!

「リビングがどこを見ても素敵すぎて憧れます!」

早速みつまさんが、ガラスの容器を使ったアレンジを次々に紹介していくと、

「ガラスを重ねるだけでこんなに雰囲気が変わるなんてびっくりです!」
「今すぐ器を買いに行って真似してみたいです!」

という声でチャットも賑わいました。みつまさんならではの、ディスプレイの考え方やコツ次第で、お花やグリーンの見え方がガラリと変わるのに、ラボメンバーは終始驚きっぱなし!数々の質問にも答えて頂き、楽しい1時間があっという間に終わり、大満足のイベントとなりました。

みつまともこさんコメント

グリーンを飾ったり、お花を買ってきて活けるということは、皆さんも普段からやられていると思います。
ディスプレイデザインの経験から言えることは、さらにそれを効果的な場所に飾ることができれば、部屋全体のイメージに大きく生かすことができる、ということです。
簡単に言うと、しっかりと部屋の中で目につく場所を探して飾ること。そして、飾る場所は常にすっきりと整えておくこと。
小さいスペースでも良いのです。適切な場所に飾るスペースがあれば、部屋が心地よく感じられ、部屋全体のイメージも良くなります。
今回はグリーンのアレンジのアイデアをお伝えしましたが、とても簡単ですので、ぜひ取り入れてみて、日々の暮らしをアップグレードしてみてくださいね。

参加したラボメンバーの声

「みつまともこさんのご自宅が本当に素敵で、こんなお家にしたい!とテンションが上がりました。 実際にお花をアレンジしているところがリアルタイムで見られてライブ感がありましたし、視聴者同士でもコメントが盛り上がっていて、あ、それ気になってた!ということをどんどん回答してくださったところも良かったです。他の人のアレンジが見られたのも参考になりました」

「撮影スタジオでは無くて、実際のお宅でのイベントだったので、お部屋にお花を飾るイメージができたのが良かったです」

「フラワーベースを重ねたり、カゴにグラスを入れて花を挿したり、自分では思いつかない斬新なアイデアで、目から鱗でした。 実際にみつまさんがグリーンを活けていらっしゃるシーンも”なるほど!そう活けていくのか”と、とても参考になりました」

「お花の選び方や、バランスの取り方がとてもわかりやすかったです。 毎日お水を変えて、先生のおうちのように素敵なお部屋を目指したいです!」

ラボスタッフより

毎回素敵な驚きのアイデアを教えてくださる、みつまともこさんのイベント。今回も、器を重ねるだけで、ぐっと大人っぽくてバランスが取れたアレンジを教えていただきました。ラボスタッフも「お店に行ってすぐにガラス容器を買いに行きます!」という人が続出中。こんなに簡単に雰囲気が変わる飾り方があるなんて、知ってしまったらやらないわけにはいきません!ぜひ皆さんもアレンジの方法をチェックして、ご自宅でトライしてみてくださいね。

グリーンアレンジ

使う容器:シリンデル

「IKEA」の「CYLINDER シリンデル 花瓶/ボウル3点セット」
セット内容(各1点):花瓶大(Ø18、H20cm)、花瓶小(Ø14、H15cm)、ボウル(Ø22、H9cm)

「IKEA」で販売されている「シリンデル」シリーズを使用。サイズ違いの花瓶が3個入っており、低めと高めのものを個別で利用したり、重ねてコーディネートしたり自在にアレンジが可能。

「グリーンのアレンジではバランスを大切にしていますが、もう一つ大事なのが水の取り替えです。このシリンデルを使うと、水の入れ替えも楽にできるのでオススメです」(みつまさん)

アイデア① 大と平を重ねる

部屋に入ったときに目につく場所、例えばセンターテーブルなどに置くと、部屋全体が華やぐ。

①シリンデルの大の下に、平を重ねるアレンジ。大の中には、水を入れておく。
②高さを整えながら、枝ものをさしていく。
③葉の質感や形が異なるものを混ぜて活けていく。
④実のものをアクセントとして入れる。
⑤全体的に整ってきたら、平のシリンデルの上に大に活けたアレンジを置いて出来上がり。シリンデルを単体で使うよりも、重ねることで全体のバランスがより良くなる。

花のボリュームに合わせて、花器の足元にもボリュームをもたせると、見た目の安定感が加わり全体的にまとまります。ストレートなガラス器だけでも良いのですが、重ねることで変形のガラス花器にも見えて楽しめます」(みつまさん)

アイデア② 大と小を重ねる

オープンキッチンなどのカウンターに置くと、キッチンの水場や手元がグリーンアレンジで視線が遮られて生活感が軽減される。

同じ要領で花材を活けていく。大の中に、グリーンを活けた小のシリンデルを入れる。
アレンジアイデア①:大と小の隙間に、ポストカードを入れる。
アレンジアイデア②:レースペーパーなどを入れる。
アレンジアイデア③:小枝や松ぼっくりなどドライのものを入れる。

「大小のシリンデルの隙間に枝や石、松ぼっくりなど、ナチュラルなものを入れることで、ワイルドな演出が可能です。他には、英字新聞、貝殻、シーグラスなど、アイデア次第で雰囲気を変えられます」(みつまさん)

アイデア③ 平のみを使う

部屋の中で視線が行きやすい棚などに置くと、グリーンがアクセントに。

①平のシリンデルに水を張る。水は1/3〜1/2くらいの高さを目安に入れる。
②側面にはわすように蔦ものを入れる。グリーンの切り口が、しっかり水に入るように気をつける。
③シリンデルのふちに枝がかかるくらいに、枝ものを交互に配置していく。
④花を短めに切って、アクセントとして置いていく。
⑤濃いめの色の花を差し色として入れると大人っぽい雰囲気になる。全体的にバランスを整えて出来上がり。

「ガラス花器が平らな形になるだけでアレンジのアイデアが広がり、ちょっとおしゃれに見えます。丸くて平らな形を生かしてアレンジしてみてください」(みつまさん)

アイデア④ カゴを使う

オアシスがなくても簡単にできて、ギフトにもピッタリなバスケットアレンジ。

①カゴと複数のグラスを用意。カゴは取っ手が付いていてもなくてもOK。グラスは種類が異なっていても◎。
②グラスに水を入れる。高さを整えながらグラスにグリーンを挿していく。
③花や実ものも高さを整えながら入れていく。
④全体的にバランスが整ったら出来上がり。

Q&A

Q.花の色の組み合わせが素敵です。花の色の選び方や、合わせ方のポイントやコツがあったら教えてください。

A.同系色でまとめるか、逆にたくさんの色をミックスさせるかしていて、どちらかにすると決まりやすいと思います。色をミックスする場合は、全て鮮やかな色にしてしまうと我が家にはしっくりこないので、少しくすんだ色や濃い色をベースにして、明るい色をアクセントとして入れることが多いです。

Q.ユーカリやワイルドフラワーといえばドライにしたくなりますが、後でドライにしたりしますか?またどのタイミングでドライにしていますか?

A.ドライにすることもあります。完全に新鮮なものをすぐにドライにすることも、少し飾ってからドライにすることもあります。そのまま逆さまにして飾ることで、自然にドライになります。

Q.お花を選ばれる時は、花器やアレンジする形を先に想定してから買いますか?それとも花材を買ってから、どの花器やアレンジにするか決めますか?

A.好きなお花を買ってから、どの花器にアレンジするかなどを後から決めます。お花を買っているときは、色や種類の組み合わせを考えながら買いますね。

スタイリストみつまともこさん

みつまともこ

ディスプレイデザイナー・スタイリスト
多摩美術大学 デザイン科卒業
(株)サザビー(現:サザビーリーグ)にてウィンドーディスプレイ・スタイリングを担当し、退社後フリーランスのディスプレイデザイナーとして活動。
衣食住に関わるさまざまなジャンルのウィンドーディスプレイ・展示会の装飾などを手がける。
また、書籍・雑誌・webではスタイリストとして活動。
撮影のスタイリングや、デコレーションアイデアを紹介する機会も多く、著書「暮らしの図鑑 ガラス」(翔泳社)に続き、新刊「小さなスペースで始める 飾る暮らしの作り方」(翔泳社)が発売中です。