岡本あつみさんに教わる、暮らしに住まいをフィットさせる収納&インテリアのアイデア

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整理収納アドバイザーで、ルームスタイリストの岡本あつみさん。築約40年のマンションを購入し、その後リノベーションをして、家族5人で住んでいます。今回のイベントでは、リビング・ダイニング・キッチンとワークスペースを中心に、リノベーションとDIYのコツについて教えていただきました。

暮らしにフィットさせる住まいの作りかた

KURASHI LAB.初登場の岡本あつみさん。約7年前にマンションを購入し、80平米強の3LDKをリノベーションされたご自宅からライブツアーをお届けしました。お部屋に入った途端、どこか懐かしくて温かみのあるインテリア小物が置かれ、写真で目にするよりも広々と感じる空間に、「こんなお部屋に住んでみたい!」とテンションが上がりっぱなしに。

今回は3つのテーマに焦点をあてて、よりよい暮らしのアイデアを教えていただきました。

LDK×本棚
自分たちの暮らしに、住まいをフィットさせていく

キッチン収納
「魅せる収納」と「隠す収納」をバランス良く

ワークスペース
「家庭内フリーアドレス制」で、勉強も仕事も自由自在

「我が家は3人の娘と夫婦の5人家族なのですが、3LDKの間取りには各自の部屋を作ることはできません。そこで、”目的別”に部屋を作ることで、快適に過ごせることが分かりました。ワークスペースも寝室も、家族5人で使っているんですよ」

気さくに話す岡本さんに、ラボメンバーも「オシャレだし、本当に素敵なお部屋です!」と興奮気味。DIYのアイデアから、リノベーションの計画のコツまで、1時間のイベントを通して質問が止まらず、岡本さんも次々と答えて下さった、大満足のライブツアーとなりました。

心地よい空間で、長女さんと一緒にお茶タイム中の岡本さん。とっても仲が良い母娘の会話は尽きません。

岡本あつみさんコメント

今の間取りやインテリアに至るまでに、どんな暮らし方が自分たちに合っているのか、何を心地よいと感じるのか、家族みんなで何度もシミュレーションをして導き出しました。そこにじっくり時間をかけることで、どんな動線にすればいいか、リノベーションの方向性も見えてくると思います。自分たちが何を大切にしているのかを見直すきっかけにもなり、それを実現するために空間を変えていけば良いことがわかりました。

リノベーションのときに大工さんにお願いすることと、その後に自分たちでDIYする部分をあらかじめ分けておくこと。そうすることで、プロに任せるほうがいいことや、コストのかけかたもバランスが取れると思います。DIYについては、少しくらい格好悪くてもいいというくらいの気持ちで取り掛かると、気負わずにできて良いですよ。モノありきではなくて、ぜひ皆さんの「好き」や「心地よさ」を追求してみてください。

参加したラボメンバーの声

「暮らしにモノや家を合わせていく、という言葉にピン!ときました。我慢しないで工夫してみようと思います!」

「本棚の掃除用具をお洒落な缶に入れて、何気に本と一緒に並べていて、掃除しやすいのに生活感がない感じ、とってもいいなって思いました」

「何でもかんでも隠して無理にスッキリさせるのではなく、家族みんなが使いやすく過ごしやすい空間を意識して部屋を作ること!トライしてみたいと思います」

「断捨離して空間を大事にするインテリアも良いのですが、物にあふれても見せ方次第でお洒落になるなあと思いました!」

「自分の好きをよく考え抜くことが、居心地の良い空間をつくるのに大事と改めて気づかされました」

「家族の人数に部屋や家具を合わせるのではなく、目的別にという考え方、また、既存の間取りに自分たちを合わせるのではなく、自分たちの好きを追求していくリノベーションという選択肢、参考になりました」

ラボスタッフより

何軒もライブツアーにお邪魔しているラボスタッフですが、今回は岡本あつみさんのお部屋に入るや否や、大興奮してしまいました! 開放感のある、どこか懐かしい居心地の良さに、魅了されっぱなしでした。そのコツやヒントは、「自分たちの好きを考え抜くこと」だと聞いて、納得せずにはいられませんでした。自分たちが本当に好きで、馴染んでいるモノを大切に使いつつ、IKEAや100円均一などの収納アイテムも上手く取り入れて、統一感をもたせているスタイル。自分の「好き」を見つめ直して、すぐにでも真似して取り入れてみたいですよね! ヒントになる部分を下記でご紹介しているので、ぜひトライしてみてください。

LDK×本棚 リノベ段階から暮らしにフィット!

本棚は、壁や梁の高さに合わせて、大工さんに作ってもらったもので、前の住人が残していってくれた。当初は別の部屋に置いていたが、リノベーションの段階で、リビングに移動。
本棚の右端のスペースが空いてしまったので、棚板を買ってきてDIYで付け足している。
本棚の奥側は底上げをしている。高さを調整する際に、100円均一で木材を購入し、木の板を組み合わせて釘を打ち、ステインを塗っている。
本棚の掃除用のハタキは、インテリアを邪魔しないようにシンプルな容器に入れて、本棚の端に出しっぱなしにしている。すぐに取り出せて、気になったらササッとお掃除できて便利!
リノベーションをする際に取り付けたハンモックで、こちらは2代目。家族全員のお気に入りスポットに。
天井から1点吊りタイプのハンモック用の留め具は、素人では取り付けが難しいため、リノベーションの際に、基礎部分から大工さんに付けてもらった。(梁に取り付ける場合はDIYも可能)
100円均一で購入した木製のボックスを、収納棚として壁にDIY。
ダイニングとリビングの空間を区切る目的で、リノベーションの際に大工さんに取り付けてもらった、鉄製のハンドレイル。カフェからヒントを得て、高さや大きさをオーダーして作ってもらっている。
窓ガラスには、ワークスペースのガラス窓と同じ雰囲気のフイルムを貼っている。外からの目線もこれで気にならず、太陽の光もたっぷり入り気に入っている。
子どもたちのおもちゃは色が鮮やかなものが多いので、本棚の下に収納スペースを作り、ナチュラルカラーのカーテンを取り付けて隠す収納に。

キッチン収納

IKEAのキッチン収納アイテムを活用。ステンレスのフックや棚類は、IKEAの商品を選んでから、リノベーションの際に大工さんに取り付けてもらった。
手の届く位置によく使うものを、高さのある位置には使う頻度の低いものを収納。
キッチンの棚の上に電子レンジを置くため、背面がリビングから見えても気にならないように、全体的にブラックの仕様のBALMUDAの電子レンジを購入。
キッチン棚に炊飯器を入れるため、棚自体がスライドできるように大工さんにレールを設置してもらっている。
建築家の中村好文さんのアイデアを拝借して作った、包丁入れ。IKEAのステンレス製容器に竹串を入れたもの。
キッチンの収納は、種類ごとに容器に入れ替え。キッチン用の洗剤や掃除アイテムも、左側にスッキリ収納。
フライパン類はフォルダ型のを使って縦に収納。
キッチンには、前から使っていた家具を3つ並べてアイランドに。食器類は、洋食器、和食器など種類別に、スタックできるものを各引き出しに入れている。

ワークスペース 「家庭内フリーアドレス」で自由自在

元は和室だった空間をワークスペースに。右側の壁にガラス窓をリノベーション時に取り付けてもらったことで、ワークスペース内も圧迫感がなく明るい雰囲気に。
3人の娘さんは、それぞれ専用の収納チェストと本棚を持っていて、自由にモノを置いたり収納できるように。フリーアドレス制の机にしているため、好きなときに各自が使えるようにしている。
漫画の背表紙にはマスキングテープを貼っている。背表紙の鮮やかな色がトーンダウンできるので、インテリア的に違和感が軽減されるというコツ。

Q&A

Q.モノが多くても、スッキリおしゃれに見せるコツを教えて下さい。
A.本棚に関して言えば、逆に分量が多いことで本屋のような統一感が出せると思います。スペースが狭い場合は、色や素材に気をつけて収納することで、ごちゃっとした感じが軽減されると思います。

Q.リノベーションをするにあたり、予算や条件の関係で諦めることも出てくるかと思いますが、一番こだわったことは何ですか?
A.全体のバランスです。木材を使いたかったけれどフェイクで景観を崩さない物を使うとか、タイルを貼りたかったけれど壁紙にするなどで調整しました。インテリア全体のバランスを崩さないことを重視しました。

Q.とても素敵にリノベーションされていますが、これをやっておけば良かった!と思われることは何かありますか?
A.電気系について、もっとシミュレーションしておけば良かったと思っています。そして、多少の予算オーバーであれば、やりたいことはやっておいた方がよかったと思っています。やりたいことの実現は、仕事のモチベーションにも繋がったと感じています。

岡本あつみ

整理収納アドバイザー、ルームスタイリストとして「家が好きになる」片付けを提案。自宅は7年前にリノベーションした約80㎡のマンション。夫と小、中、高の3人の娘と5人で暮らしながら、家族それぞれの性格にフィットした整理収納を日々模索している。

岡本あつみさんのInstagram

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