【トークライブ】ラボメンバー チャレンジ!家の中スッキリ術

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整理収納アドバイザーでインテリアスタイリストの村上直子さんにカウンセリングしていただき、ラボメンバーのおうちを実際に大幅アップデートしました。

モノと動線を見直すことからスタート!

◆登場するラボメンバー:maichiruさん◆
これまでも色々なイベントに、パネリストとして参加していただいているラボメンバーのmaichiruさん。イベント後の交流会にも積極的にご参加いただき、収納に関するお悩みを寄せてくださいました。

「キッチンに飾り棚を付けたくて、村上さんにご相談しようと思っていたのですが、お話をしていくうちに棚を付けることではなくて、家全体を見直して行くことが必要だったことに気づきました」(maichiruさん)

そこで2022年1月〜3月の間に、数回にわたって村上さんのアドバイスのもと、お家の整理とモノの配置について取り組んでもらいます。

イベントではそのBefore/Afterについてライブツアーを実施しました。

村上直子さんコメント

インテリアを見直したい、となったときに、まずどこから手を付けて良いのかわからないということが殆どだと思います。スタイリングをすることを優先してしまい、新しい小物やグリーンなどを買い足してしまうことも。

でも、ここでとても大切なのが、何かを買い足す前に、部屋全体のモノの量を減らすことと、自分や家族の動線を見直すこと。もっと深堀りすると、自分自身の性格や生き方を見直すことが、とっても重要になってきます。そうすると、暮らしがグンと楽しく、快適になります。

今回のmaichiruさんの場合も、この辺りを大切にして、一緒に頑張りました。初回のカウンセリングで、キッチンやリビングの一角だけを手掛けるのではなく、リビングと子供部屋、そして1階の寝室の収納をまるごと見直そうということになり、いらないものを捨てる作業をしてもらいました。

部屋のスタイリングは、空きスペースができてからでないと取りかかれません。また空きスペースを作るためには、収納の場所を決めないとできません。そして収納場所は、自分や家族が生活するなかで、良く使う場所はどこか、家から外に出るときの子どもたちの動き方はどうなっているかを把握しないと、どこに何を置くのが最適かわからないです。

つまり、

・イエ全体の収納量を減らす!
・イエ全体の収納位置を確認!
・収納位置を決めたら収納量を決める
・最後にスタイリングする

このステップが大事になります。2回目、3回目の訪問で、maichiruさんと1つずつ見直していき、自分も家族も使いやすい動線を確保しながら、maichiruさんの好みの大人っぽいスッキリとしたコーディネートが実現できたと思います。ぜひこの記事でご紹介しているポイントを参考にして、皆さんも取り組んでみてくださいね。

maichiruさんコメント

「人生は取捨選択の繰り返し」という村上さんの言葉が心に響きました。家族の成長と共に、整理収納の方向性も変わっていくのと、それに合わせて私も家も変わっていくので、今回のスタイルが終着点ではないと思います。次のお家アップデートがまた楽しみになってきました。

参加したラボメンバーの声

「収納の仕方が参考になりました。 同じような入れ物でも幅がそれぞれあって、それを合わせればピッタリになるのだと!参考にしたいです」

「DIY初心者でもチャレンジしてみようかと思える体験談が聞けたことが良かったです」

「スッキリ見える収納術やモノに対しての考え方。DIYのやり方。それぞれとても勉強になりました!」

「ビフォーアフターが見られたところ、驚きもあり楽しめました。 また、毎回丁寧に質問に答えて
(取り上げて)くださるので、知りたい情報を知れて満足感が高いです」

「色の選び方、ペンキや収納道具の具体的な案内、DIYのヒント等、役に立つ情報が多かったです」

「ニンジャピンを使用して壁面を飾りたいです。またニトリのスタッキングできるボックスを使ったり、 配線を棚を使ってうまく隠しているのを見習いたいです」

「家族みんなが使いやすい収納にする。子どももお片付けしやすいようにモノに住所が必要だなと感じました」

ラボスタッフより

maichiruさんのご自宅に初めて伺った時、既にとても心地の良いキレイなお部屋でした。村上さんがmaichiruさんにカウンセリングをして、お部屋訪問を重ねるたびに、暮らしがどんどんアップデートされて行くのがわかります。2回目、3回目の訪問で、現場スタッフ同士「うわー!また素敵になっている!」「前回来た時よりも、お部屋が広く見える!」と驚きが止まりませんでした。

インテリアを変えて、お部屋をスッキリしたい場合は、まず自分や家族の生活や動き方を見直すことがとっても大事。今回のイベントではその大切さを感じ、maichiruさんご本人もどんどん素敵になられているのを目の当たりにしました。そしてDIYでネジを回してみる、など何か1つ簡単なDIYをやってみると、ちょっとずつ自信が出てきて楽しくなる、というmaichiruさんのコメントに思わず納得!でした。最初の取っ掛かりは本当に小さくても大丈夫、少しずつ見直すことで暮らしがグンとしやすくなるはずです。ぜひ皆さんもBefore/Afterのコツを読んで取り入れてみてくださいね。

役立ちノウハウ

今回のmaichiruさんのお悩みポイントはズバリ、次の3つ!

リビングが雑然とした印象になってしまいます
モノが収まりきりません!
・お気に入りの家具ですが、浮いてしまいます

ポイントに沿って、Before/Afterをご紹介します。

【インテリアのレイアウト編】

1.リビング正面を「見せ場」に

Before
After

Before(写真左・以下同):リビングに入るとすぐ目に入るのが、茶色いチェストとプリンター。全体的に生活感のある印象。
After(写真右・以下同):茶色いチェストがあった位置にオープン棚を移動させて、すっきりとオシャレに。黒・グレー・ベージュの3つを基調色にしてシックにまとめる。

2.収納は「7割」まで

Before
After

Before:棚に収納しているモノがキツキツで取り出しにくく、下のものを取るのにワンアクションでは無理。どこに何があるのか、家族がパッと見て分かりづらい。
After:モノを減らして、棚全体の7割におさえた。ファイリングケースを用途別で揃え、よく使うものは取っ手付ケースで持ち運びも楽に。

3.プリンターは使いやすく隠す

Before After

Before:家族も使う頻度の高いプリンターは、チェストの上に置かれていた。リビングの中でも一番目立つ場所にあったので、生活感が出てしまう。
After:出窓のカーテン裏に設置。お客様が来たらカーテンで隠す仕様にして、スッキリ収納を実現。

【子ども部屋編】

4.ボックスでスッキリ収納

Before After

Before:クリアケース、長女の衣類ラックや、本やおもちゃがぎっしり詰まった感じのあるレイアウト。
After:ボックスタイプの棚収納にして、子どもの成長と共にレイアウトも変えやすくした。おもちゃなどがワンアクションで取り出しやすいように、取っ手付きの収納ボックスも導入。

【簡単DIY編】

5.浮いていたチェストもDIYで塗り替え

Before After

Before:大切に使っていた茶色い頑丈なチェスト。白が基調のリビングのなかで、浮いてしまっていて悩ましかった。
After:落ち着いたグレーにペイント。キッチンカウンターの前に配置換えして、緑やキャンドルなどの小物で彩りをプラス。

6.棚を追加し、使いやすく

Before
After

Before:収納量はある棚だったが、書類の上に直接ケースを乗せるなど、間仕切りがなかったため、モノが取り出しづらかった。
After:棚板を設置。ホームセーターで棚の幅に合わせた長さの木の板をカットしてもらい、棚受けダボ(ビス)を購入し、DIYで取り付けた。100円ショップで収納ケースを揃えて、モノ別に収納が可能に。

7.棚裏にコンセント穴を開ける

Before After

Before:プリンターやWi-Fiのルーター、各種電源が分散していたため、コード類も用途ごとに設置していた。
After:移動させたオープン棚の裏側が電源やLANケーブルが取れる場所になっていたので、オープン棚の棚裏に穴を開けて、ルーターやLANケーブルを通せるようにDIY。カバーで隠せるので見た目もスッキリ。

8.S字フックで和室にカーテン

Before
After

Before:子供部屋のある和室。障子を隠すようにして布を掛けていた。
After:障子を外して、長押(なげし)にカーテンレールを挟み込み、S字フックを使ってカーテンを設置。開閉もしやすく、見た目も柔らかい雰囲気に。

Q&A

Q.DIYで塗っていたチェストのペイントはどこで買えますか。
A. COLORWORKSさんで買えます。

Q. チェストのペンキは家のなかで塗ったのですか? どれくらい時間がかかりましたか?
A. 家のなかで塗りました。テーブルなど大型家具を全て移動して、ビニール袋などで養生してから塗っています。子どもと一緒に塗りはじめて、2時間程度で完成しました。

Q. 文房具が入っていた、取っ手付きのかごはどちらのものですか?
A. ニトリのものです。スタッキングもできるので便利です。

Q. 賃貸で壁に絵を飾りたいのですが、オススメの方法はありますか?
A. ニンジャピンをオススメします。今回壁に飾った額はイケアなどで見つけたもので、比較的軽いです。ニンジャピンだと壁に穴が開いても殆ど目立ちませんし、軽い額であればこれで取り付けられるのでオススメですね。

Q. 部屋の模様替えをしてご家族の反応はいかがでしたか。
A. 子どもたちは変化を楽しんで喜んでいました。夫は、以前は帰宅するとカバンをその場に置いてしまう癖があったのですが、それを止めてくれました。またモノを元の場所にきちんと戻してくれるようになりましたね。家族とどこに何があるのか共有しやすくなったことで、無駄にモノを買わなくなって、結果的にモノが減らせるようになりました。

村上直子 (写真右)

整理収納アドバイザー、インテリアスタイリスト、装飾美術などを手掛ける。
銀行勤務を経て、念願のインテリアショップへ転職。結婚後は整理収納アドバイザーの資格を取得。個人宅の整理収納代行サービスなどを行っている。
インテリアや収納のアイデアを各メディアで紹介するほか、セミナーやイベントも開催。著書に「子どもとすっきり暮らすシンプル収納ルール」(PHP研究所)がある。

Instagram https://www.instagram.com/kikiuchireset/

maichiru (写真左)
長女長男の2人の子供と夫の4人暮らし。2階建て一軒家に住む。お家でパーティーをするのが趣味。バースデープランナー、チャイルドボディセラピスト、おもちゃインストラクターなど。
Instagram https://www.instagram.com/maichiru/