リノベの際の注意点や間取りの悩みを、少しの知恵と工夫で解決!

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「ライフスタイルに合わせて、住まいをリノベーションしたい!」「今の間取りをうまく使って収納を増やしたり、将来を見据えて子ども部屋を作っていきたい!」

そんな思いを抱えていても、初心者には何に気を付けてリノベすればいいのか、どんな工夫があるのかなどは気になるところ。

今回は、そんな悩みを持つ5名のラボメンバーに参加いただき、「ちょっとした工夫で空間は変わる!」をテーマに座談会を開催しました。

自分らしい部屋作りと暮らしを楽しむウェブマガジン『ToKoSie』にて多数のリノベ物件を取材してきた斉藤アリスさん。

ライターとして3年以上にわたり、多数のリノベ物件を取材してこられた斉藤アリスさんをゲストスピーカーに迎え、リノベする際の注意点や住まいの悩みについての解決策を教えていただきました。

リビングと繋がった子ども用スペースのごちゃつきを解消!

参加者の一人から、こんなお悩みの相談がありました。

たけちゃん:角部屋で窓からの採光は十分なんですが、L字リビングなので壁が少なく、収納スペースも少ないんです。L字の奥は小学生未満の2人の子ども用スペースになっていて、物が溢れかえってしまっています。それと、太くて長い廊下があるんですが、この廊下などを使って上手に収納スペースを作る方法って何かありますか?(30代・女性)

アリス:リノベーションを考える時、収納をどうするかって本当に大きい問題。収納スペースを確保すると、今度は部屋が狭くなるという問題が出てくるので、どうするかというと、縦のスペースを使っていくことが多いんです。

https://tokosie.jp/renovation/10080/

写真上部。壁に板を取りつけて、収納スペースを確保。

https://tokosie.jp/renovation/10080/

壁やパーテーションを作って、その壁を利用した収納術

アリス:こちらは同じお宅の子ども部屋になります。壁やパーテーションで仕切った子ども部屋を作り、上部に板を取り付けて本棚にしているのが分かりますか?部屋の中も、壁があることで収納できるスペースを確保しているんです。壁を立てて、その上下や周りに収納スペースを作るというのは、立体的な収納する方法としてはよく取り入れられる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

――壁を作るってハードルの高い作業ではないんでしょうか。

アリス:実は意外と簡単なんですよ。ホームセンターなどで、DIYを教えてくれる教室や講座などがあって、それに参加して壁の建て方習うことができたり、最近では簡易的なキットも売っているので、チャレンジしやすいと思います。

https://tokosie.jp/renovation/5535/

完全な個室にせず、中の様子がわかるように壁を設置

アリス:こちらの写真も、簡易的ですがリビングの一角にこうした壁を設置して、子ども用のスペースを設けているんです。これくらいなら子どもの成長に合わせて、サイズを変更したり、取り外しをしたりが簡単にできるのでおすすめですね。

たけちゃん:縦のスペースというのは、ヒントになりそう!廊下も、仕切りや壁をうまく使って、収納スペースが増やせそうです!ありがとうございます。

リノベをするなら、「採光」と「配線」に注意

ちゃんぴん:近々住み替えを予定していて、新しい家のリノベを考えています。和室を解体してリビングと繋げようと思っているのですが、その際の注意点などがあれば教えてほしいです。(40代・男性)

アリス:南側に窓がある場合は、なるべく窓がある方の壁は壊せるだけ壊して、部屋の奥まで光を届けるような間取りにすると良いですよ。あとは壁を壊して間取りを広く取る場合、どこに照明を付けるのか、部屋のスイッチをどこに置くのかというのも注意するポイントです。

https://tokosie.jp/renovation/16227/

アリス:こちらのお宅では、コート掛けの足元部分に配線を集中させています。小さな子どもがいる家庭なんですが、将来的には右上の梁の部分に壁を立てて子ども部屋を作ることも計画しているそう。そのため、鏡の横の少し変わった位置に照明スイッチをつけているんです。実は、配線工事って後で追加で行うことが非常に難しい。ですので最初に将来を見据えた間取りを考えておくことが大事ですよ。

ちゃんぴん:間取りを広く取って、DIYで壁を作って子ども部屋を確保するなど、柔軟に変えられる部屋にするのもいいですね。とても参考になりました!

子ども部屋の位置と家事動線を考えた間取りとは?

がーべら:まだまだ手のかかる2歳の子どもがいるんですが、夫婦共働きでもあるので、少しでも家事の負担を減らしたいと思っています。家事動線の良さを考慮した間取りや、リビングを通った先に子ども部屋があるような間取りって、リノベでできるものでしょうか?(40代・女性)

https://tokosie.jp/renovation/8039/

小窓からは光も差し込み、キッチンも子ども部屋も明るい空間に

アリス:大人の目が届くような子ども部屋の作りとしては、こちらのお部屋が面白いと思います。キッチンと子ども部屋が壁1枚で仕切られているんですが、壁に小窓がついていて、キッチンから子どもの様子が見られるようになっているんです。お互いの様子も見られるので、子どもが孤立しない空間なんですね。

また家事動線の良さや家事の手間を少しでも省くというところでは、天井から吊るすタイプのコの字型パイプがおすすめですよ。

https://tokosie.jp/renovation/4788/

お部屋の雰囲気を邪魔しない、さりげないアイテムで生活を便利に

アリス:実はこのパイプ、我が家を1年前にリノベした際にも取り入れて、とても便利なんです。写真右上に、天井から吊り下がっているコの字型のパイプがあるんですが、洗濯物をここに吊るしているんです。私の家ではクローゼット近くの窓際に設置して、洗濯物をしまう動線が楽になりましたね。

はるいつママ:うちはインダストリアル系の空間ではないのですが、パイプってインテリアの邪魔になることはないですか?(30代・女性)

アリス:色や形状など、いろいろなタイプのものがあるので、お部屋の雰囲気に合わせたものが良いと思います。コの字型のものもあれば、片方が可動式になっているものもあると思うので、ぜひ検討してみてください。

思い思いのリノベやDIYを楽しんでほしい

がーべら:リノベに向いている物件の条件ってありますか?

アリス:確かにいろいろな間取りがあって、どんな物件がリノベに向いているかってわからないですよね。簡単にいうと、四角い間取りがリノベに向いているんです。出っ張っている部分があったり、真ん中に柱があって取り外せない空間だったりすると、間取りを考える際の制約になるんです。そのため、できれば四角い物件を選ぶことが大切。

また、水回りの位置を変えるのには色々と制約があって、できたとしても床を高くする必要などがあるので、水回りの位置も確認しておくと良いと思います。窓のあるお風呂や眺望の良いキッチンが好きな方は、お風呂やキッチンを窓側に移動できるのかなどの確認は、施工会社やマンションの管理人に図面を見せてもらって事前に確認しておけば希望通りのリノベがしやすいので、しっかりチェックしておきましょうね。

たくさんの実例をもとに、簡単に取り入れられそうな間取りの仕切り術のほか、物件を購入する際のヒントなど、アリスさんの幅広い知識を披露してくれた今回の座談会。参加者の悩みやリノベに対する心配事が少しでも解消できたのではないでしょうか。

斉藤アリス|モデル・ライター

ロンドン生まれ、愛知県育ち。オーストリア人の父と日本人の母を持つ。明治大学農学部を卒業後、ロンドンの美術大学院にてジャーナリズムを専攻し修士号を取得。現在モデルとして活動しながら、雑誌『Hanako』やウェブマガジン『ToKoSie』などで執筆活動も。また、世界のカフェを巡るカフェマニアで「食べロググルメ著名人」としても活躍中。著書に世界10カ国107軒を訪れてまとめた書籍『斉藤アリスのときめきカフェ巡り』(エイ出版)。

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