森の香りに癒される、クリスマスリース作りを体験!

クリスマスが、もうすぐそこまでやってきました。今年はホームパーティなども控えめにして、クリスマスムードも消極的になっているのではないでしょうか。おウチで過ごすことが増えたため、お部屋の空気、換気が気になりますよね。爽やかな樹木を使ったリースを飾って、森の香りでリフレッシュするのはいかがですか?
UXD KURASHI LAB.のラボメンバーが、フレッシュな花材を使ったクリスマスリース作りをオンラインで体験しました。
オンラインレッスンでリースを作るという難易度の高いイベント。手元をクローズアップするカメラなどを用意して、先生のアトリエと、5人のラボメンバーのパソコンを生中継で接続しました。フラワーデザイナーとして活躍される市村美佳子さんの丁寧な指導のもと、今回の体験会のために特別に用意していただいた花材を使い、パソコンの画面に向かいながらクリスマスリースを手作りしていきます。
参加ラボメンバー:
まいちる、Kurumi、たけちゃん、たら、ミッフィー
まずはベース作り。ボリュームを均等にするのがポイント
市村:今回は岐阜県にある「加子母の森」から特別に分けていただいたスギとヒノキ、また飾り用にユーカリ・ポポラスの実、大分県大神ファームからいただいたブルーアイス、ウエストリンギアの5つの花材と道具を、事前に皆さんにお送りしました。手元に揃っていますか?いい香りがしますよね。香りに癒されながら、さっそく作業を進めていきましょう。

スギとヒノキの束を括り付けてリースのベースを作成
市村:まずはベースを作ります。スギとヒノキを木の輪に巻き付けていく作業です。枝を掴んで、ワイヤーを手前から輪っかの奥に通してグルグルと3回巻き付けていきましょう。この作業をぐるっと1周、葉で覆うまで繰り返します。
では皆さんもやっていきましょう。よければカメラで手元を見せてもらって、わからないことがあれば随時質問してくださいね。

画面越しに作業を確認しながら質問に答える先生
まいちる:だいたい一束のボリュームってどれくらいになりますか?長すぎる枝もあるんですが、長さを揃えて切ってしまったほうがいいのかな……。
市村:片手で握れるくらいのボリュームが1束になると思いますよ。最後にバランスを見て調整ができるので、枝はまだ切らなくて大丈夫。スギは穂先を揃えて掴み、ヒノキは手前が長いもの、奥が少し短いものをスギの上に重ねて1束を作ると、きれいな仕上がりになりますよ。
Kurumi:だんだんわかってきた気がする。
たけちゃん:順調にできてきました!
市村:ワイヤーで巻くときは、巻く位置を進行方向に少しずつずらして巻き進め、しっかり力を入れて引っ張ってくださいね。生花なので、乾いてきたときに細くなって抜け落ちてしまわないよう、しっかり巻き付けるのがポイントです。どうですか?巻いていくとコツが掴めてきませんか?
たら:できましたー!こんな感じで大丈夫ですか?
市村:すばらしい!きれいですね!

リースの裏側でワイヤーの輪を作り、ねじって留める様子
市村:では巻き終わりましたらリースを裏返して、ワイヤーを留めていきましょう。葉っぱを1周巻き留めた後、一度ワイヤーを留めて、そのワイヤーを切らずに、今度は、ふんわりもう1周ワイヤーで、葉をまとめていきます。これでベースができたので、次は飾り付けです。
思い思いの飾り付けを楽しもう!
市村:みなさん、いい感じにできていますね。
リースを表にして、壁に吊り下げるための麻ひもをかけたら、壁にかけるなどして全体のバランスを確認してみてください。飛び出ている枝などがあればカットしたり、ワイヤーで抑えたりして整えておきましょう。そうしたら、いよいよ飾り付けです。
飾り付けは、もう自由! 好きな花材を自分の好きなイメージに沿って、グルーガンで張り付けていきましょう! 飾り付け用のブルーアイス、ウエストリンギア、ユーカリはそれぞれ3~4㎝くらいずつ小さめにカットして、根本にグルーガンをつけて下から上に刺すように張り付けるのがコツです。スギやヒノキの余った花材を使って、ボリュームを足すのもOK。自由に取り組んでみてください。

壁にかけて、全体のバランスを見ながら飾り付け
ミッフィー:グルーガンを持っていないのですが、ボンドでもできますか?
市村:グルーガンは速乾性があるので、壁にかけてバランスを確認しながら作業ができますが、もしお持ちでなければ木工用ボンドでも問題ないですよ。その際は、リースを壁にかけないで、テーブルに置いたまま作業します。ボンドは多めにつけて、乾くまで一晩置いておいてくださいね。翌日、完全にボンドが乾いてから、壁に飾って下さい。
たけちゃん:花材をカットするとさらにいい香りがしますね!
市村:そうですよね。みんなはどうですか?わぁ!きれいに丸くなっててかわいい!
飾り付けは一番楽しいところですよね。とくにユーカリの実をつけると、ぐっとクリスマスっぽくなりますよ。
お子さんが拾ってきたどんぐりや松ぼっくりとかもくっつけたりして、親子でデコレーションを楽しむのもおすすめです。
余った花材も有効活用!
市村:飾り付けている間に、余った花材の活用術も教えちゃいますね。
花材が結構余っていると思うんですが、スギやヒノキは束ねてリボンやかわいいヒモなどでまとめるだけでオーナメントにもなるのでおすすめです。こちらをドアにぶら下げておくだけでも素敵だし、いい香りがしますよ。

余った花材で作ったオーナメント
いよいよ完成!個性が光るリースがずらり!
―みなさん、飾り付けはいかがでしょうか?それぞれこだわりがあると思いますので、お披露目会をしてみましょうか。
まいちる:私は全体がきれいに丸くなるように仕上げてみました。花材が全部緑色なんですが、濃淡のある色合いがきれいだったので、緑のグラデーションが楽しめるような感じにしました。玄関に飾って、みなさんを迎えたいと思います。ありがとうございました!
たけちゃん:ワイヤーでふんわり巻くときに、きつめに巻いてしまったみたいで、ちょっとボリュームが無かったんですが、余った花材でボリュームを出しつつ、飾りはアシンメトリーになるようにつけてみました!不器用で苦戦したところもありましたが、楽しかったです。
Kurumi:私はけっこうモフモフになりましたね。飾りは左右に集中させています。うちはダイニングの壁に飾って、お部屋を木の香りで満たしたいと思います!
ミッフィー:ウエストリンギアの花が咲いてるものがあったので、ポイントとして飾ってみました。続きは、子どもと一緒に飾り付けていこうかなと思っています。
たら:飾り付けは、まだ途中なんです。まだまだ飾り付けしてたい!娘と一緒に飾り付けたんですが、ユーカリの実が好きみたいで、たくさんつけてくれました。
市村:みなさん、すごいかわいい。同じ花材でも雰囲気が違ってとても素敵!

参加者の完成品
市村:今回作ったクリスマスリースは、湿気が少なく、日光に当たりすぎない場所に飾っておけば、きれいにドライフラワーになるので、1年中楽しめますよ。余った花材も活用して、花を触って楽しむ時間をゆっくり過ごしてみてください。
クリスマスリース作りを通して、花のある豊かな暮らしの大切さも教えていただいた今回の体験会。みなさん、これからの生活に緑を取り入れるきっかけにもなったのではないでしょうか。

市村美佳子さん
フラワーデザイナー、緑の居場所デザイン主催、オーガニックフラワー研究会代表、エプロン商会
大学卒業後、(株)ロイヤルコペンハーゲン入社。丸の内本店にてウィンドウディスプレーを担当したのち、イギリスでフラワーアレンジメントを学ぶ。帰国後、あんりゆき師に師事。 1994年独立、青山にて花教室&スタジオVelvet Yellowを設立。クロムハーツ、アニエスb、など数々のブランドのイベント花装飾を手がけるほか、雑誌などでも活躍中。
※手元や高い所などを視聴者にわかりやすく実況中継するために、株式会社デベロップジャパンのオンライン接客サービス「Air-DAM(エアーダム)https://www.djuxd.com/solution/air-dam.html」を使用しました。