親子でチャレンジ!ワンプレートおせちを作ろう

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今回は東京・世田谷区のご自宅で料理教室を主宰されている料理家の今井真実さんのお宅にお邪魔し「ワンプレートおせちを作ろう!」をテーマに体験会を開催。手間がかかって難しそうと思われがちなおせちですが、意外と簡単に作れるおせち料理もあるとのことで、3品のおせち料理をラボメンバーと一緒に作りました。

暮らしラボからは4名の方にご参加いただき、「芋きんとん」「紅白なます」「田作り」の3品を作りました。小さなお子さんと一緒に親子で参加いただいたラボメンバーもいて、賑やかな料理体験会となりました。

まずは「芋きんとん」の下ごしらえ

今井:ではさっそく1品目。「芋きんとん」の下ごしらえからしていきましょう。みなさん事前に30分くらい、輪切りにしたさつまいもを水にさらして、アク抜きをしてもらっている状態だと思います。アク抜きできていますか?水が白っぽくなって、底に白い粉みたいなものが沈んでいたらしっかりアク抜きできている目安です。さつまいもの自然な黄色い色味を出すために、しっかりアク抜きするのがポイント。今回は、より色味をきれいに出すために、砕いたくちなしの実と一緒にさつまいもを煮ていきますね。

くちなしの実をお茶パックに入れて、さつまいもと一緒に煮れば、きれいな黄色い色味に

まいちる:火加減はどのくらいがいいですか?

今井:最初は強火で大丈夫ですよ。沸騰してきたら中火に変えて水面がゆらゆらする程度、竹串がさつまいもにすっと通るようになったら、鍋を火からおろしておいてください。

「芋きんとん」は、鳴門金時、シルクスイートが良いですが、紅はるかなどまた品種の違うさつまいもで作っていただくと、少しねっとりとした食感が楽しめますよ。また今日作ったきんとんに栗の甘露煮を入れれば、簡単に栗きんとんができるので、ぜひチャレンジしてみてください。

「紅白なます」の千切りはバラついても気にしない!

今井:次は、さつまいもを煮ている間に「紅白なます」を作ります。大根と人参を千切りにしていくんですが、千切りって大変ですよね? なのでここはできるだけラクしましょう。太さが違うと調味料の漬かり具合が変わって、食感や味に変化が出て楽しめるので、一生懸命細かく揃える必要はないんです。なのでピーラーを使ってもいいですし、太さにバラつきがあっても全然問題ありません。

――料理初心者にはうれしい気遣いですね。お子さんと一緒に作る際にも、不揃いを気にしなくてもいいのはうれしいですね。

千切りする大根と人参は、太さにバラつきが出ても問題なし!

今井:では千切りした大根と人参にそれぞれ塩を振り、塩もみして水分を抜いていきましょう。その際、人参の色が大根に移ってしまうので、別々の器で塩もみするのがポイント。大根と人参の割合は10:1くらいにすると、見栄え良く仕上がりますよ。
これを10分くらい置いておきます。

アレンジも簡単な「田作り」の調理へ

今井:次は3品目、「田作り」を作っていきます。「田作り」って、なんで「田作り」っていうか、みなさん知っていますか?

――なんででしょう……。みなさんも知らないみたいです。先生、なんでなんですか?

今井:昔は小魚が田んぼ作りの肥料として使われていたんです。なので田作りは豊かさの象徴といわれていて、その年に田作りを食べた家族は豊かになるといわれているんですね。

――そうなんですね!初めて知りました!

今井:もし田作りは、ちょっと苦くて苦手という方や、小さなお子さんがいらっしゃる場合は、煮干しのはらわた部分をひとつひとつ捥いで、取り除いてから調理すれば、苦味がなくなりますよ。

平皿に並べた煮干しをレンジで乾煎り

今井:ではこれをできるだけ重ならないように平皿に並べて、レンジで温めて乾煎りし、水分を飛ばしていきます。600wで2分くらいですね。温めたら煮干しを半分に割ってみて、パキッと音がすればOK。

たけちゃん:これって、なんで水分を飛ばすんですか?

今井:食感と日持ちが良くなるんです。味付けしたときに、水分が取れてないとグニグニとした食感になるので、しっかり水分を飛ばした方がおいしく仕上がりますよ。

では味付けていきましょう。熱する前のフライパンに、醤油、砂糖、みりんを入れ、混ぜておきます。これから乾煎りした煮干しを入れて、火をつけて煮詰めていくんですが、煮詰めすぎると冷めたときに固まってしまうので、火を入れすぎないように気を付けてくださいね。もし煮詰めすぎてしまったら、フライパンに戻して水を少し足せばリカバリーできるので、慌てずやっていきましょう。

煮詰めすぎないよう、火を通すのは短めに

今井:さっと調味料が絡む程度に30秒くらい混ぜたら、もう火を止めてOKです。余熱で粘り気が出るまで絡めていきましょう。最後にゴマを振って、冷ましたら完成です。

もし甘みが足りないなと思ったら、ハチミツを足してもらってもおいしいですし、一味を振ってあげれば大人仕様のおつまみにもなるので、おすすめです。また田作りって余りがちだと思うんですが、もし余ったらそのままお湯に入れて、スープにしてあげることもできるんです。煮干しなので出汁も出るし、味付けの砂糖醤油が溶け出すので、あとは塩で少し味を調えてあげればおいしいスープになりますよ。

お正月らしい華やかな盛り付けに

今井:最後に「芋きんとん」と「紅白なます」を仕上げていきますね。

「紅白なます」は、塩もみした大根と人参を優しめにギュッと絞って水分を抜き、調味料と合わせて混ぜれば完成です。

きんとんは、さつまいもを煮た鍋の水を捨て、調味料を入れたら木べらで潰すように混ぜていきます。火をつけて潰しながら水分を飛ばしましょう。グツグツしてきたら火を止め、木べらで持ち上げて、もったりとしたペースト状になったら完成です。

もったりと滑らかになるよう、潰しながら混ぜれば「芋きんとん」の完成

たけちゃん:すごく良い匂いがしてきました!おいしそう!

今井:はちみつのようないい香りですよね。ここにバターを入れて焼いたらスイートポテトになりますし、シナモンを振ってあげてもおいしいですよ。冷凍保存もできるので、お弁当にもおすすめです。

手作りおせちが完成!お正月らしいプレートに

今井:では盛り付けて完成です。色味が異なる3品なので、華やかで一気にお正月感が出ませんか?

まいちる:きれいです!今回はじめて作ったんですが、すごく色が映えるものばかりで楽しかったです。

なんしー:簡単にできてびっくりしました!

たけちゃん:思ったより簡単で、しかも手作りのほうが案外おいしい。さつまいもが今年たくさんあるのですが、アレンジ料理もいろいろ教えてもらったので、これからいろいろ作っていきたいです。

今井:おせちって意外と簡単に作れて、アレンジもしやすいんです。ぜひ1年に1回の行事として、家族でチャレンジしてみてください。

おせちを作りながら、たくさんのアレンジ料理も教えてくれた今井さん。今年は、年末年始を自宅で過ごす人も多いはず。お正月は家族で一緒におせち作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今井真実さん

料理家。神戸市生まれ。東京都世田谷区で料理教室を主宰。作った人が嬉しくなるようなレシピを提案している。3度の飯よりお肉好き!キャンプで塊肉を焼くのが一番のストレス解消法。

手元や高い所などを視聴者にわかりやすく実況中継するために、株式会社デベロップジャパンのオンライン接客サービス「Air-DAM(エアーダム) https://www.djuxd.com/solution/air-dam.html」を使用しました。

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