暮らしをサポートしてくれる、最新家電が揃うスマートホーム

スマートホーム

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IoTやスマート家電を自宅に取り入れている人が増えてきているように思いますが、皆さまもお持ちですか?でも実際は使いこなせていなかったり、どんな機能があるのかわからない、なんてこともあるのでは?

そこで今回は「リノべる。」の東京 表参道本社ショールームにオンライン中継でお邪魔し、最新の「スマートホーム」を体験すべく、ライブツアーを開催。ゲストには、リノベる及び一般社団法人LIVING TECH協会のPRを担当されている田形梓さんと、LIVING TECH協会顧問で『TVチャンピオン』スーパー家電通選手権で優勝されたことのある家電王・中村剛さん(東京電力エナジーパートナー株式会社)を迎え、最新のスマート家電や、初心者におすすめの使い方などを教えていただきました。

声で操作するスマートホームを体験

―今日はショールームを見せていただけるとのことで、さっそくですが実際に、どのようなスマート家電が使われているか、お見せいただけますか?

田形:この部屋には5台のスマートスピーカーのほか、照明や冷蔵庫、洗濯機など、さまざまなスマート家電を設置しています。まずは1日の生活でどんなことができるのか、夜寝るところから朝起きてお出かけするまでの流れを声で操作してみますね。『アレクサ、おやすみ』。

アレクサ(スマートスピーカー):明日は予定が2件あります……。

「アレクサ、おはよう」と声を掛け、さまざまな家電が動く様子を配信

田形:アレクサが明日の予定を読み上げつつ、自動でカーテンを閉めてくれています。読み上げおわると、全ての部屋の電気が消えます。

では次に、朝になった時のシチュエーションをやってみます。『アレクサ、おはよう』。

―おお!電気が付きましたね!

田形:はい。朝は白色の照明がつきます。アレクサが天気と今日の予定を読み上げつつ、カーテンを開けて、最後にテレビをつけてくれるように設定しています。朝はリビングで過ごすということにしているので、リビング以外の部屋の照明はつかないようにしてあるんです。

次はお出かけする場合、また一声かけていきますね。『アレクサ、いってきます』。

―あ!アレクサが「いってらっしゃい」って言ってくれましたね。

田形:はい。カーテンが閉まり、照明が消え、掃除ロボットのルンバとブラーバが起動するようになっています。留守中にこの2台が掃除してくれるようになっているんです。

では帰宅のシーンを実演してみますね。『アレクサ、ただいま』。

アレクサ:おかえりなさい。

田形:今度は朝とは異なるオレンジ色の優しい光の照明がつき、リラックスできるようなジャズが流れる設定にしています。声をかけたときに何をどう操作するかは任意で設定できるんです。

―なるほど。一声で照明、カーテン、テレビ、お掃除ロボットとさまざまな家電が反応するんですね。

できることの幅が広がるIoT家電とは

田形:次は、浴室を紹介します。

―浴室にもスマート家電が? 自動でお湯を溜めるくらいしか想像つかないですが……。

田形:そうですよね。お湯を溜めるのはもちろんですが、実は掃除もしてくれるんです。TOTOのお風呂なんですが、浴槽の淵に洗剤を入れておく場所があるのでそこに洗剤を入れ、接続したスマホやタブレットのアプリにある「浴槽を掃除」をタップすると、スプリンクラーからお湯と洗剤が出てきて、すすぎまで自動でやってくれるという仕組みです。掃除の予約も可能ですよ。

浴室の自動洗浄を実際に見せてくれる田形さん

田形:続いてキッチンにいきましょう。冷蔵庫なんですが、こちらは近所の特売情報を教えてくれたり、その特売品で作れるメニューを教えてくれたり、さらにこの冷蔵庫と電子レンジを組み合わせて使うことによって、そのメニューを作る際の温度や調理過程を電子レンジに任せることができるんです。これも家電がインターネットに繋がっているからこそできることなんですね。

アトム:え!その冷蔵庫もう販売されているんですか?知らなかった。家電の買い替え時期じゃないのもあって、最新の家電事情にびっくりです。

冷蔵庫にあるパネルを操作し、特売情報などを確認

田形:最後は照明なんですが、実は小上がりの客間に置いてある照明はスマート家電ではないんです。ただスマート家電ではない照明をアレクサを使って動かしたいというときに、電源のタップのところに白いプラグ(スマートプラグ)を差し込めば、照明のオンオフを担ってくれるんです。『アレクサ、客間のライトを消して』。

―お!消えましたね。

田形:気に入って使っている照明や、お手持ちのものがスマート家電じゃなかったとしても、スマート化できるという便利なプラグですね。

スマートプラグを使うだけで、手持ちの照明をスマート化

子育ての負担も減らしてくれるスマート家電術

―そもそもIoT家電を導入すると、何が変わるんでしょうか。

中村:実際に手を動かす以外に、声というひとつの手段を使ってものを動かすことができるようになる、というのと、インターネットに繋がることで、常にアップデートされた情報を持った家電に細かな設定をすることができる点ですかね。例えば、エアコンであれば室温が何度以上になったら冷房を付けるとか、鍵であれば家に近づいたら開くだとかです。

―お二人はご自宅ではどのようにスマート家電を活用されていますか?

田形:うちは子どもが2人いるんですが、子育てに役立っていると思うのは、例えばそろそろベッドルームに入らなきゃいけない時間になると、徐々にライトが暗くなって、就寝時間にライトが真っ暗になるように設定しているんです。また、子どもたちが寝なきゃいけない時間になると、アレクサが『寝る時間だよ。パジャマに着替えて、歯磨きして、寝ようね』って言ってくれて、そのタイミングでテレビも消えるようにしているんです。

―アレクサと一緒に子育てしいる感覚にもなりそうですね。

画面越しに参加者の質問に答える田形さんと中村さん

アトム:さっき話に出ていたスマートキー(スマートロック)を取り入れたいなと思っているんですが、これって誤作動はないですか?

中村:やっぱり製品なんで、100%誤作動がないとは言い切れないのが正直なところですね。なのでもし心配なら、ドアホンモニターも一緒に使って、玄関前の様子を見ながら使用していくのも手だと思います。

abeko:うちはGoogle Homeを使っているんですが、アレクサとの違いはあるんでしょうか?

中村:実はどちらも基本機能はさほど変わらないです。例えば、音楽を良い音で聞きたい人にはBOSEのスピーカーなどを使ってもらっても良いと思います。BOSE製品にもスマートスピーカーがビルトインされたものがあって、アプリを使えばアレクサにもGoogle Homeにも変更できるんです。アメリカでは選択出来るビルトイン製品が多かったです。日本もいずれそうなってくるだろうなと思います。

デジタルを感じさせないスマート家電の登場

アトム:まだ紹介されていないお部屋で、他にもおすすめのスマート家電などありますか?

田形:では寝室を紹介しますね。

中村:これまでさまざまなスマート家電を紹介しましたが、スマホもそうですが正直デジタルなものがいっぱいあると、ディスプレイばかりでデジタル疲れしちゃいますよね。寝室くらいは、そういったIoTのものもあからさまに存在しているのではなく、潜んでいてもらいたいんです。それを叶えてくれる家電があるので紹介しますね。

田形:この部屋に、照明のほかにスマート家電が潜んでいるんですが、どこにあるかわかりますか?

デジタルを感じさせない家電が隠れている寝室

田形:壁付けしてあるこの木製の板がスマート家電なんです。『mui』という名前のデバイスなんですが、時計やタイマー機能のほか、スピーカーのコントロールなどもできるタッチパネル式の家電です。一見家電には見えない木製というのが大きな特徴で、インテリアの一部として馴染んでくれます。これからの家電は、そこに家電があるっていうふうに思わせないようなものも増えていくんじゃないかなと思っています。

手書きメッセージも送れるスマートデバイス「mui」

アトム:すごい!こんなものまであるんだ!衝撃的ですね。

abeko:僕もこのデバイスは初めて知りました。新しいものがたくさん出てきているんだなと改めて実感。僕も家の中をどんどんスマート化してきたいです。

中村:良い家電を選ぶと生活の質も変わるんだと思います。全て自分でやろうとすると大変なので、サポートしてくれるものを選んで、興味があるところから取り入れてもらえればいいかなと思います。

田形:スマート家電とかスマートホームって聞くと、なんとなく苦手って思われる方がまだまだ多いかなというふうに思います。でも実際は、普段の生活で面倒なところや、大変な部分を家電がサポートしてくれるんだと考えてもらえれば、取り入れやすいと思いますので、ぜひ小さなところからでもトライしてみてください。

スマート家電といっても難しく考えすぎず、普段の生活をサポートしてくれるパートナーを見つける感覚で取り組んでいくのがよさそうですね。自分にとっての快適な暮らしが実現できるよう、できるところから取り入れてみてはいかがでしょうか。

田形梓さん

リノべる株式会社 および 一般社団法人LIVING TECH協会 PR担当

2020年4月のLIVING TECH協会設立当初からPRを担当し、自宅もスマートホーム化を推進中。両団体で「暮らし × テクノロジー」の文脈で、様々な情報発信を行う。中学生と保育園児の母

中村剛さん

一般社団法人LIVING TECH協会 顧問

TVチャンピオン スーパー家電通選手権 優勝

東京電力エナジーパートナー株式会社 勤務

2002年に『TVチャンピオン』スーパー家電通選手権で優勝し、銀座にて体験型ショールーム『くらしのラボ』の開設と運営に従事。2020年11月現在、“家電王”として動画マガジン『くらしのラボ』を、FacebookとYouTubeで毎週配信している他、テレビや雑誌、新聞などの様々なメディアで暮らしに役立つ情報発信をしている。無類のネコ好き!

手元や高い所などを視聴者にわかりやすく実況中継するために、株式会社デベロップジャパンのオンライン接客サービス「Air-DAM(エアーダム) https://www.djuxd.com/solution/air-dam.html」を使用しました。