モノが少なくても豊か。印象アップの収納術(前編)

賢く家事をこなそう

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元CAの整理収納アドバイザー・要めぐみさんに、モノが少なくても暮らしが豊かに見える収納術を教わりました。

大手航空会社で数年前まで、国際線のキャビンアテンダントとして勤務されていた要さん。お部屋のお片付けは、機内の整理整頓された収納にヒントを得ているといいます。

飛行機に搭載された機内食の“収納術”に感動して

和やかな雰囲気でオンラインイベントがスタートします。

:本日は我が家の収納を皆さんに見て頂き、片付け術をお伝えできたらなと思っています。飛行機の中はとっても狭いのですが、例えばNY行きの国際線の機内には、約1,500食分の機内食が収まっているんです。私にとってそれがとても気持ちが良い光景で、この収納にヒントを得てお部屋のお片付けに興味を持つようになりました。

機能的に片付けられた空間は、北欧テイストでシンプルに構成

要さんのご自宅は、3階建ての一軒家。1階が玄関、リモートワーク用スペースと浴室。2階にリビング・ダイニング・キッチンがあり、3階が家族の寝室になっています。

お家ツアーに入る前に、要さんの“収納術ポイント”を伝授頂きました。

スライドを使って要さん流収納術のポイントを教えてもらいます

:食器やモノは、とにかくタテ収納が良いですね。そしてモノには“帰る場所”を作ってあげることがキモになります。そうすると片付けがグンと楽になります。家族が動く動線と、使用頻度でモノを配置すると、収納も簡単にできるようになります。ただし、収納場所が曖昧なものについては決め込みすぎず、ひと部屋に1つ「ざっくりBOX」を置いて、当てはまらないものはそこに入れるなどすると、心に余裕が出てきて良いと思います。

既に気になるキーワードがいっぱいです!

それでは2階のLDKに行ってみましょう。お部屋に入るとまず目に入るのが、この白い棚です。要さんはご自身の好きな色が「白」だったので、白で全体的に統一したお部屋作りをされているとか。

タテ収納&シンデレラフィットのファイルでスッキリ

:実は「IKEA」の書棚なんです。同じ書棚を3つ並べています。我が家には食器棚がないため、引き出しのある書棚を探してきました。お皿はこのように下の引き出しに、タテに収納しています。引き出しは深さがあるので、お皿を重ねてしまうと下にあるものがとても取りづらくなるのですね。「無印良品」のファイルボックスに入れてタテ収納することで、お皿のなだれが起きないようにしています。小皿もブックスタンドで仕切りを付けて、倒れないようにしています。使用頻度の低い大皿などは、一番下の引き出しにしまっています。4人家族なのですが、ここにあるお皿が全員分になります。

――とっても、コンパクトです!

:タテ収納は、書類のファイリングについても同様になります。「コクヨ」の商品を使っています。ファイリングのルールとして、ひとつのファイルに厚みがでてきたら、書類を整理してみようかなというゆるいやり方で整えています。よくご相談者さんのご自宅で、ダイニングテーブルに書類が積まれているお悩みを伺うのですが、こうやってタテ収納を意識すればそのようなことも軽減されますよ。

――書棚の上のほうには何が置かれているのでしょうか?

:生活感をなるべく隠したいなと思っているので、実はここには食パンが隠れています。オシャレなリネンで隠してあげたり、スッキリとしたボックスのなかにシリアルや子どもたちのおやつを入れておくだけで、生活感が軽減されます。

:こちらは「Francfranc」のブック型収納なのですが、ここには息子たちからもらった手紙など大切なものを入れています。こういうものってバラバラしてしまいがちなのですが、これこそ“住所”を作ってあげて収納してあげると良いですね。この書棚には、意外と生活に密着したものが隠れているんですよ。

書棚の幅にシンデレラフィットした「ニトリ」のボックスは、15個同じものを揃えました。息子たちの学習帳などを入れています。

――フィットもすごいですが、書棚にピッタリの色ですね。

:はい。実は色も、お部屋をスッキリ見せるのにとても重要なんです。好きな色を2〜3色に抑えることで、お部屋がキレイに見えます。

なるあや:シンデレラフィットするかどうかというのは、ある程度事前に計測してから、アイテムを買いに行かれているのでしょうか?

:はい!測ってから買いに行っています。50cmの幅に入れるためには、50cmの幅の収納ボックスが良いわけではなくて、何ミリかは余裕をもたせたほうが良いです。引き出しやすさに繋がります。ピッタリを求めすぎないというのが、シンデレラフィットの秘訣になります。

なるあや:「ニトリ」のボックスに行き着くまでに、どのように他社製品と比較したのか、実際の箱の選び方を教えて下さい。

要:ファイルボックスは「無印良品」「ニトリ」「カインズ」「イオン」などが取り扱っていますが、ネットで各社商品が何センチかなというのをまずは調べておきます。そこでなんとなく「ニトリ」かなと思って見に行きました。お買い物に行く時は必ず、かばんの中にメジャーを入れていくので、実際に測ってみて適したサイズだったので購入しました。ぜひ商品を実際に測ってみてから購入していただきたいなと思います。

グルーピング収納で家族全員が使えるキッチン

――キッチンの収納もぜひ見させてください。

:キッチンの上に棚があるのですが、ここを見てください。このケースは全て100円ショップで買ったものなんです。我が家は共働きなので、夫も料理をするのですが、2人がキッチンを使ってもわかりやすいようにどこに何があるのか分かりやすく分類して、ラベリングしています。タッパー類など保存容器も、増えすぎないように数を決めて収納しています。

――とってもキレイです!取っ手が付いていると取り出しやすくて、便利そうですね。

:これは「セリア」で見つけたものですが、どこでも買えると思います。また、グルーピング収納といって、パスタが入っているケースにはソース類も入れてしまって、グループで収納するとアクション数が減るのでオススメですし、家族も収納場所を迷わないので良いですね。

紅茶やコーヒーなどスティックタイプのものは箱から出してしまって、例えば「ダイソー」で売っている6つに分かれているボックスにタテに詰めてしまえば、場所を取らずにスッキリ収納できます。「無印良品」のブックスタンドを利用して、畳んだエプロンや鍋敷きなどもタテ収納しています。

リスナー:引き出しにお皿を入れていると、すべったり、割れたりしませんか?

:割れたことはないです。ポイントとしては、使用頻度が高いものは目線より下に置くことが重要ですね。目線より上に置いてしまうと、とてもストレスを感じるんですよね。お皿など使用頻度の高いものについて、目線より下の収納をぜひ心がけてください。

――キッチン下の収納も見せてください。

:「ニトリ」「無印良品」「IKEA」で殆ど揃えています。引き出し式の収納って、深さがありますよね。米びつの下に、「無印良品」のアクリル製で透明の仕切り棚を置いていて、あまり下にかがまなくて済むように工夫しています。ハカリなども、タテ収納すると倒れてきたりするので、「ダイソー」「セリア」で売っている仕切り版を着けると安心です。

収納の扉の裏側には、ピーラーや計量カップなどを吊り下げて収納しています。マスキングテープとマジック類もここに吊り下げて収納していて、買ってきたお肉のパックに日付を書く時に使ったりしています。麦茶パックも箱から出して、深さのある「ダイソー」のコンテナーに入れています。

リビングに置いてある収納も、キレイに区分けされてラベリングもしてあって使いやすそうです

まいちる:グラス類の収納が見てみたいです。

:我が家ではグラス類はお客様にもお使い頂くため、見せる収納コーナーに置いています。先程お見せした「無印良品」のアクリル仕切棚で台を作って、そこに置いています。

まいちる:うちにはもっとグラスがあって、出すだけでも、例えば5〜6個グラスをどけてから奥にあるものを取り出す状態なんです。もしかしたらもっとグラスを減らしても良いのかなと思えてきました。

:そうですね、“●●専用”というものを作ってしまうとモノって増えてしまうんですよね。我が家ではこのひとつのグラスで、ビールもワインもいただきますし、ひとつのモノをいろんな用途で兼用するとモノが増えなくて済みますのでオススメです。

捨てる勇気も時には大事

まいちる:引き出物とか頂くと、器とかお皿とかって箱に入っていると思うのですが、そのまま収納してしまうんです。すると使う時にいちいち箱から取り出さなくてはならず、かつ箱も捨てられなくて、空き箱だけの収納スペースもあったりします。要さんはどのようにされているか知りたいです。

:それは大変ですね。いただき物って相手のことを思うとついつい捨てられなかったりしますし、その方の想いを汲み取ってずっと持っているという方もたくさんいらっしゃいます。ただ頂いている瞬間で相手の気持を受け取ってると思うんです。もし頂いたものが自分のインテリアに合わないなと思ったら、私は手放してしまっても良いと思います。

私は箱はほぼ持っていなくて、すぐに処分してしまいます。箱ってスペースをとても取るんですよね、そして取っておけばなにかに使えるのではないかなと思いがちなのですが、活用する場面が実は少ないんです。処分されることでストレスも軽減されると思いますよ。

まいちる:ありがとうございます。箱を捨てる勇気がなかったので、とても参考になりました。

後編では、3階の家族のお部屋を見させて頂き、要さんから収納術ポイントを伝授頂きます。

後編はこちら⇒https://uxd-kurashi-lab.com/reportarticle/s–wnhdC

要めぐみ

整理収納アドバイザー。日本航空で2018年3月まで18年にわたって国内線・国際線のキャビンアテンダントとして勤務。退職後すぐに整理収納アドバイザーとして活動を開始。

「世の中の忙しい女性を幸せにする整理収納」をモットーに、使いやすさ・暮らしやすさといった機能性と、ぱっと見て嬉しくなる整った美しさを兼ね備えたお片づけを提案している。現場経験豊富で延回数は400回を超えリピート率も非常に高い。

収納を公開する自宅セミナーも人気で募集前に満席になることも。メディア、雑誌等掲載記事多数。好きな言葉は「Less is more(少ないほど気持ちは豊かになる)」

♦︎ハウスキーピング協会♦︎
整理収納アドバイザー2級認定講師
整理収納アドバイザー 1級
住宅収納スペシャリスト
ブランディア アンバサダー
クリンネスト2級

◆ 一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会
ライフオーガナイザー 2級

https://www.aileron.work/
https://ameblo.jp/megumihome-blog/
https://www.instagram.com/megumi_home/

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