悩みが尽きない子育て期。疲れてしまった時、自分の時間がほしい時はどうする?

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「子どもが思い通りに動いてくれず、自分の疲労感が溜まっていくばかり」「テレビ・スマホをつい見せてしまう」「子育てに時間を取られて自分の時間が確保できない」など、毎日の子育てでは悩みが尽きませんよね。そんな悩みに向き合い、解決策を探っていくのが、子育てオンラインサロンです。

前回2020年秋、ゲストスピーカーに六車奈々さんをお招きした子育てオンラインサロン(イベントレポートはこちら)は、未就学児のお母さんたちに大好評でしたので、今回は2回目の開催。女優、モデル、タレントとして多方面で活躍しながら、1児の母として育児の楽しさと知識を伝える活動を行っている六車奈々さんに、前回とまた別の角度から、心穏やかに楽しく子育て期を過ごす知恵を教えてもらいました。

パネラー参加者

まー:5歳の双子(男の子)のお母さん
ゆき:3歳・0歳の女の子のお母さん
たら:4歳・9か月の女の子のお母さん
トミー:1歳の男の子のお母さん
まみる:2歳・7か月のお母さん
なるあや:4歳の男の子のお母さん
ミッフィー:(途中参加のため自己紹介省略)

六車奈々流!リモートワーク日の過ごし方

六車:私は42歳の時に出産しまして、娘は今5歳です。日々子育てしながら私も育っている感じです。2019年に保育士の資格を取得しましたので、その知識が少しでも皆さんのお役に立つことができたらいいなと思っています。早速ですが、皆さんからのご質問にお答えしたいと思います!

「六車さんの1日の過ごし方を教えてください」

六車:私の仕事は、現場に行く時と、コラムを書いたり勉強したりする時と、その日によって違うのですが、いま緊急事態宣言が出ていて(本イベントは2021年2月12日に開催)、娘の保育園を休ませているので、仕事をリモートにしています。この時間割は、娘が家にいる場合のものです。

六車さんのタイムスケジュール(画像提供:六車奈々さん)

朝早めに起きて、サクッと仕事をして、家族が起きたら朝ごはんを食べて、必ず午前中に娘と1時間外で遊んでいます。外で遊ぶのと遊ばないのとでは、親も子も、心の安定が全然違うんですね。なぜなら、太陽に当たって30分でも遊ぶと、セロトニンが脳から出てくるからです。セロトニンという物質の分泌は、心の安定につながるので、お母さんもお子さんも心穏やかに過ごせます。雨が降っていない限りは、午前中の外遊びがおすすめです!

午後は、お昼を食べて、仕事、夜ごはん、仕事みたいな感じで、だいたい仕事をしています。いまの私の仕事の仕方は、メリハリもなくずっと仕事をしていて、合間に娘と遊んでいるような状況です。

「自分の時間をどうやって作っていますか?」

六車:この円グラフをご覧になってお分かりかもしれないんですが、自分の時間ってほぼないです。私は独身時代が長かったので、結婚して出産するまで、ずっと自分の時間だったんですね。人生の長いスパンで考えると、あれだけ好き勝手できた自分の時間があったのだから、子どもが巣立つまでのほんの十数年の間、自分の時間があまり取れないことに対して、むしろそれを楽しもう!と気持ちを切り替えています。仕事の時間は取りたいですが、自分がゆっくりする時間は無くてもいいかなというスタンスです。

でも時々、一人でケーキ食べたいなとか、お酒をゆっくり飲みたいなという時はもちろんあります。そういう時は、テレビの収録など現場に行く仕事で外に出たついでに、30分~1時間お茶して帰っています。以前は、夫が娘を見てくれているので、仕事が終わり次第急いで帰っていたのですが、「そんなにまじめにやる必要あるのか?」とだんだん思ってきて。私が帰宅後「疲れた疲れた…」と髪を振り乱してイライラしながら台所に立つよりも、30分自分をリセットする時間を作って、「あーおいしいケーキだった!」と心豊かに帰宅して台所に立つ方が、みんなが幸せなんじゃないかと思っています。お酒を飲みたい時は、子供の寝かしつけの後、起きて飲むこともあります。大抵は、一緒に寝てしまうのですが(笑)

それと、私は仕事の時間がほしいので、朝早起きしています。なぜ夜遅くではなく、朝仕事をするかというと、「睡眠サイクル」が理由です(睡眠サイクルについて詳しくは前回のイベントレポートをご覧ください)。0時までに寝て、最初の90分の深い睡眠さえ確保できれば、疲労回復のみならず、免疫力が上がったり、記憶が定着したり、嫌な記憶を消し去ってくれたりと、良いことづくめなんです。夜仕事をするといつまでもダラダラ仕事をしてしまいますが、朝だと子どもを起こす時間や保育園に送る時間が決まっているので、集中して仕事ができると思います。

0時までに寝て、最初の90分の深い睡眠を確保しましょう!

「一人の時間に何をされていますか?」(ゆき)

六車:仕事ばっかりです(笑)。今は忙しいけれど、仕事もしながら子育てを思いっきり楽しむ時期かなと。子どもはだんだん手がかからなくなると思うと、今の忙しさはいつか終わりが来てしまうんです。だからこそ、今は一人の時間がそんなに無くてもいいのかなと思います。

ゆき:今の時間を楽しむって、自分が実践できるかというと、やっぱり一人でゆっくりしたいなと思うことがあったりします。でも、「独身時代に一人の時間を謳歌したから、今は一人の時間が無くてもいいかな」という視点は、今まで考えたことがなかったので、その考え方いいなと思いました。

六車:これが一生続くと思ったらイヤでしょ?

ゆき:イヤです(笑)

六車:だけど一生続かないから。5年も10年も経ったら、「ママより友だちの方がいい」って言われて、相手にしてくれなくなりますよ。抱っこさせてもらえないし、「ママ!ママ!」なんて言ってくれない。だから今思いっきり楽しまないと。そして5年10年経ったら、自分の時間が増えますよね。私はその時に仕事を続けていたかったので、今はてんてこ舞いで大変だけれど、なんとか時間を作りながら仕事を継続しています。「今しかできないことを思いっきり楽しんでおこう、あとで後悔したくない!」って思っています。

ゆき:このままだと後悔しそうなので、やっぱりもうちょっと楽しめるようにやってみます。ありがとうございます。

六車:とはいえ、親も人間なので、疲れる時もありますよね。上のお子さん3歳ですよね?だんだん人の気持ちが理解できるようになるから、「お母さん疲れたからちょっと休憩!」「お母さん今から1人タイム!」と言って、ゆっくりコーヒー飲んでいいんです。「親も人間なんだよ、疲れる時があるんだよ」と教えてあげると、子どもも「そうか、お母さんも疲れるんだな。お母さん大丈夫?」と、心が育つこともあると思います。家族なんですから、我慢しないで疲れたことを伝えてみてください。

ゆき:はい、伝えてみます!ありがとうございました!

思うように動いてくれない!子どもとの向き合い方

「大人が食事中に、子どもが泣いてしまうため、おかずをあげてしまいます。『泣けば食べ物をくれる』と覚えてしまうことがしつけ的に良いのか不安です」(トミー)

六車:大人と子どもが別々に食べているのはどうしてですか?

トミー:保育園でおやつを3時くらいに食べてくるのですが、大人のごはんは7時とか7時半とか少し遅めの時間なので、お腹が空いてしまうかなと思い、お風呂前6時くらいに食べさせています。

六車:なるほど、そういうことなのですね!

食事って、ただ栄養を摂る、お腹を満たすだけではなく、コミュニケーションの場としても非常に大事です。

例えば、子どもだけの食事だと嫌いなピーマンやにんじんを出さないと思うのですが、家族と一緒に食べると、ピーマンやにんじんも出てくるので「一口だけ食べてみたら?ほんとにおいしいよ」と促せば、一口だけでも食べることがあるかもしれない。その時はやっぱりおいしくなくても、それを繰り返すことで、いつかおいしいと脳が学習してくれます。

また、一緒に食卓を囲むことは、子どもがその日の出来事を話す場になりますし、親が子どもの様子をみることができる大事な役割をもっています。トミーさんが、お腹を空かせているお子さんを心配するのは、とても優しい気持ちなんですけれど、例えばりんごをおやつがわりに食べさせてあげて、お風呂に入って、大人と一緒に7時半にそろって晩御飯を食べてみるのはいかがでしょうか。

トミー:子どもはまだ1歳で、離乳食の2回食から3回食になってまだ数か月です。食べる時間がまだ大人と違うのかなと思っていたのですが、もう合わせた方がいいですか?

六車:なるべく合わせた方がいいです。もしかしたら、泣いている理由が、何か食べたいのではなくて、自分も仲間に入りたいと思っているのかもしれないですよ。一緒に座らせてあげるだけでも違うかもしれません。食べる時間が違うならばテーブルの上におもちゃを置いて遊んでもいいですし、時間が合わせられるようなら、ぜひ一緒に食卓を囲んでみてください。

別の問題として、「泣けば食べ物をもらえると覚えてしまうのはしつけ的に良いのか」という点ですが、もし泣いている理由が「仲間に入りたい」だったら、まずこの問題は解決できますよね。もしそれでも泣き続けたら、「さっき食べたよね、お腹いっぱいだよね」など、まだ1歳であっても、優しく伝えてあげてみてください。

子どもが泣いてしまうから食べ物をあげるというのは、良くないと思います。泣いたりごねたりしたらもらえるという、間違った学習をしてしまうからです。電車の中など致し方ない時はあると思いますが、基本的には「泣いてもごねても、ダメなことはダメなんだよ」と教えてあげることが大切です。

トミー:ありがとうございました!

「テレビ・スマホとはどう付き合っていますか?下の子の寝かしつけの間や洗濯物を干している間にテレビを見せているのですが、罪悪感があります」(ゆき)

六車:これは素晴らしい質問で、不安に感じておられる親御さんも多いと思います。スマホ・テレビに関しては、専門家の間でも賛否両論あります。様々な学会や機関で研究されてはいますが、実ははっきりとしたエビデンスが出ていないというのが現状です。そこで私はどう理解しているかというと、「うまく利用すればいい」と思うんですよね。ゆきさんが、洗濯物や寝かしつけの間にテレビやスマホを利用しているのは、決して悪いことだとは思いません。実際、心を育ててくれるテレビ番組はたくさんありますよね。

テレビやスマホはうまく利用してみよう

うちの娘が好きなテレビアニメについてのエピソードを一つ。数年前のことですが、保育園にやんちゃで娘や友だちを蹴ってしまう子がいたんですね。ある日、「今日はどうだった?」と娘に聞くと、「きょうも蹴られちゃった。〇〇マンになろうと思ったのになれなかった」と言ったんですよ。衝撃的でした。テレビアニメのヒーローが、2歳の娘には“心の支え”になっていたんです。「〇〇マンは、つらいときでも弱い人を助けてがんばっている、私もがんばろう」って。だから、テレビが一概に悪いとは言えないと思います。

ゆきさんの場合、洗濯物を干し終わった後に、「テレビどうだった?」と聞いてあげると、会話が広がると思うので、これも一つの立派な子育てですよね。子どもが親に何を見たのか、どう感じたのかを伝えるって、立派なコミュニケーションになります。

テレビやスマホを利用するときには、大事なことが二つあります。まず一つ目が、ルールを決めること。ダラダラ見せるのを許してしまうと、子どももダラダラ見ていいものだと思ってしまい、メリハリのつかない生活になります。そこで、テレビを見せる前に「お母さんが洗濯物の間だけね」「下の子が寝るまでね」という約束をします。洗濯物が終わった時、テレビのお話がまだ途中の場合には、大人でも話の途中で切られると嫌じゃないですか。なので、「お母さん終わったけどどう?最後まで見る?」って私は聞くんですよね。「もういい、ママと遊ぶ」か「最後まで見たい」か。そして見るのをやめられた時には必ずほめてあげる。「約束守れたね」って言ってあげると、子どものなかでも、「自分は約束を守った。ほめてもらった」という自信や自己肯定感につながります。もう一つは、目の問題。どうしてもテレビやスマホから出ている、ブルーライトが目に良くないんですね。ブルーライトカットのフィルムを貼ってあげるとか、ナイトモードに切り替えるなどで、目を守ってあげてください。

ゆきさん:ずっと罪悪感をもっていたので、安心しました。ルールを決めたり、ブルーライトをカットしたり、うまく利用することで、自分も心穏やかに過ごせそうだなと思ったので、きょうからやってみたいと思います!ありがとうございました!

「子どもが思い通りに動いてくれず、自分の疲労感が溜まっていくばかりです」(なるあや)

六車:なるあやさんは、今どんなことに一番疲れてしまいますか?

なるあや:子どものこだわりや執着心が想像以上に強いです。一番疲れるのはトイレトレーニングですかね。おもちゃで釣ろうとしてもそれも効かず、打つ手がないことが続いています。

六車:おもちゃで釣るというのは、悪いことじゃないです。「トイレは楽しいところだよ」って教えてあげているので、とっても優しいことだと思います。

「子どもが思い通りに動いてくれない」という点について、大事なことが二つあります。一つ目は、子どもの行動には、子どもなりに意味があるということ。子どもって、なかなか思い通りに動いてくれず、お風呂に入らない、全然寝ないということ、よくありますよね。これは、子どもなりに理由があって、何かに納得していないから「イヤだ」と逆らっているんですよね。そこで、「どうしてイヤなんだろう」と、大人も視点を一度変えて、まず子どもをよく観察してみてください。例えば、どうして寝ないのかを考えた時に、一日雨で体を使わなかったからかな、お昼寝が遅かったからかな、手足が冷えているからかなとか。どうしてその行動をイヤがるのか、一度子どもとよく向き合ってみてください。

二つ目。なるあやさんのお子さんは、イヤイヤ期なのかなと感じました。イヤイヤ期は、自我が芽生えたという、立派な発達の印です。これは子どもにとって「自分はお父さんお母さんとは違う人間だ」という自己主張と、「自分でやってみたい」という自立心です。同時にイヤイヤ期は親にとっても大切で、「子どもは自分の分身でも、所有物でもなくて、別の意思を持った人間である」ということを受け入れる時期なんです。「どうして私の言うこと聞けないの?」じゃなくて、「そうか、この子も一人の人間だもんな。この子にも考えがあるんだな」と耳を傾ける。イヤな理由を聞いてあげて、気持ちに寄り添ってみる。一人の人間として、その子の思いを聴いてあげる形にシフトチェンジすると、なるあやさんの気持ちも少し楽になるかもしれないです。

なるあや:うちは割と聴いてあげていて、それがゆえ時間がかかってしまって。子どものわがままを優先しすぎてしまう自分にへこむといいますか…。

六車:なるほど。それだと、なるあやさんが疲れちゃうから、例えば目覚ましをかけて「音が鳴ったらお風呂入るよ」とか、ルールを決めて区切るのもいいかもしれませんね。

エンドレス遊びが好きな子どもには、終わらせ方やメリハリを伝えよう

「ずっと子どもの相手をしていなければと思ってしまい、上手に手抜きができません」(トミー)

六車:ずっと子どもの相手をしていると、疲れますよね?

トミー:男の人との考え方の違いかもしれないんですけど、夫はちょいちょい面倒見ながら自分の好きなことをやっていたりして、ほどよく無視ができるんですけど、私は本を持ってきたら、永遠と10冊も20冊も全部本気で読んだりして、寝る前に溜め息みたいな…。

六車:そりゃあ、疲労困憊ですよね!ただ、終わらせ方やメリハリを学ばせるのも大事です。保育園でも「次は〇〇の時間です!」と先生が誘導しますよね。子どもって楽しいことがあると、1000回でもやるじゃないですか。子どもは終わらせ方が分からないので、私なら「次で最後の1冊ね、最後はどれがいい?」と聞いて、最後の1冊を読み終えたら、「はぁ疲れた。もうのどが痛くてしゃべれませーん!」って言います(笑)

寝る前は「1冊だけ」読む、スペシャルな時間に

トミー:本を読み終えたら、次の遊びに入るので、それが永遠に続いています。ほかの家庭がどうしているのか見えないので、みんなずっと遊び続けているのかなと思ってしまって…。

ミッフィー:うちもエンドレス遊びありますね。次に楽しいことを提案して、「あと3回やったらおしまいにしようか」なんて言っています。でもたしかに、寝る前の絵本苦行は、寝るまで読んでますね。

六車:寝る前は1冊だけって決めた方がいいかもしれません。人間の脳みそって結構単純で「認知行動療法」というんですけれど、「1冊読んだら寝る」を繰り返していくうちに、1冊読み終わったら寝られるように変わっていきます。「1冊だけお母さんとの楽しい絵本の時間」と決めてあげると、特別感も生まれるし、メリハリもついて、「1冊読んだら寝る」という行動パターンも生まれますよ。

たら:うちもエンドレスはありますね。上の子がもうすぐ4歳で、付き合える時はとことん付き合ってました。最近は、最初に「ここまでで終わり」と約束をしています。ただ、「やっぱりもう1回見たい」とか、子どもが約束を破ろうとするんですね。約束を守ることを学ばせるべきなのか、怒ることがいいことなのか、ということにモヤモヤしています。

六車:先ほどテレビとスマホのご質問の時に少しお話しましたが、怒るよりも、約束を守れた時にほめてあげることが大事です。例えば「おやくそくひょう」みたいなものを作って、絵本1冊でやめられたときに、「えらいねー!約束守れたね!」とほめて、表にシールを貼る。そうすると子どもは「自分は約束が守れたんだ。ママが嬉しそうにほめてくれる。シールが貼れた!」という体験をして、また次の約束を守りたくなります。「絵本をもう1回読んで」というのは、ウソとか暴力のような大きな悪いことではないから、成功体験を増やしてあげる方が、みんなが幸せだと思います。

たら:ありがとうございます!取り入れたいと思います。

まー:我が家は双子なので特殊ですけど、もう5歳になったので二人で同じ遊びができています。みなさんも5歳くらいになるとちょっと楽になりますよと思いました。あと、私も自分の状況を子どもに伝えています。水筒とお菓子を置いておいて、「きょうはママお腹痛くてもう動けないからごめん。二人で遊んでください」と言っています。お母さんも人間なので、疲れる日もお腹痛い日もある。それを子どもに言ってもいいんだなというのが、5年育ててきてなんとなく分かってきて、子どもとの距離をうまく取れるようになってきました。

六車:子どもは5歳ですけど、お母さんも5歳ですからね!子育てって、子どもを育てているようで、自分も育ててもらっているんだなとつくづく思います。親だから我慢しなくちゃいけないとかではなく、お母さんも等身大でいいのかなって。「しんどい時はしんどい」でいいと思います。

まー:ほんとにそうですよね。子どもからも気持ちを伝えてほしいなと思うので、「どう感じたの?」と聞くようにしています。表現するって難しいなと思いますけど、練習ですね、大人も子どもも。

まみる:「ママ疲れちゃった」と伝えてみるというのは参考になりました!

我が家では姉妹の関係性が難しいです。上の子が1歳半の時に下の子が生まれたので、お姉ちゃんからするといきなり赤ちゃんがやってきて、可愛いと思うものの、抱っこなど自分に代わってほしいと思うみたいで、かわいそうな思いをさせてしまっています。最近、お姉ちゃんは下の子のおもちゃを奪うのが楽しくて、下の子は今7か月でいろんなものを触りたい時期にお姉ちゃんが取り上げるので、かわいそうだなと思っています。何か良い方法があれば教えてください。

六車:まずお姉ちゃんからしたら「ママを取られた!」ですよね。なるべくお膝に抱っこしてあげて、スキンシップをとって、「あなたのことは変わらず大好きなんだよ」と伝えてあげてください。おもちゃを取るというのも、お姉ちゃんに取られたのを取り返すとか、逆にこれから姉妹の良いコミュニケーションになっていくんじゃないかなとも思います。好きで上の子に生まれたわけではないので、「上の子と下の子」ではなく、「人間対人間」というところで接してあげるといいかもしれませんね。

六車さんに質問したり、悩みを分かち合ったり。温かい時間となりました

疲れた時には、お母さんに休憩を。子どもとハグを。

【まとめ】

六車:「アイスム」さんのコラムにも書かせていただいたのですが、「親子のスキンシップが心を落ち着かせる」ということが学術的にも発表されています。お母さんも子どもも人間同士なので行き詰まることもあるし、イライラすることもあると思うんです。そんな時、何も考えずにギュウっと抱きしめてみる。そうすると、お母さんもお子さんも少し心がホッとするかもしれません。

きょう皆さんのお話をお伺いしたら、本当にお子さんと一生懸命向き合っていらっしゃる素敵なお母さんたちばかりで。でもだからこそ、がんばらなきゃと無理されているかもしれないんですよね。疲れた時はお子さんに「ちょっと休憩させて」と伝えて、ハグだけする時間をもつのも良いかもしれないなと思いました。

(画像提供:アイスム)

コロナ禍でステイホームが続き、家族で過ごす時間が増え、家族団らんの楽しさが増す一方、炊事や掃除といった家事が増えたり、子どもとエンドレスで遊んだりして疲れてしまい、不安やイライラも溜まりがちだと思います。そんな時、「お母さん疲れたから休憩!」と伝えたり、おいしいケーキを食べる自分の時間をあえて作ってみたり、とりあえず子どもをギュウってハグしたり。六車さんの前向きなアドバイスの中に、きょうから使えそうなヒントがたくさんあったのではないでしょうか。


六車奈々(ろくしゃ・なな)

京都府生まれ。1989年にモデルとしてデビュー。女優、タレントとして活動しながら、2016年に“六車奈々の『食べる美人塾』”をスタートさせ、女性を対象とした美と健康に関する講演活動を毎月開催。2019年には国家資格である保育士を取得。1児の母として自ら育児を楽しみながら、育児の楽しさと知識を伝える活動もスタートさせる。

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