自分のおうちは、おしゃれな空間にして気持ちよく過ごしたいですよね。
しかし、簡単にはいかないのがインテリア。「いろんな工夫をしてみても、なんだか垢抜けない…」「きれいにしているつもりなのに、生活感が出てしまう…」そんなお悩みは多いようです。
そこで今回は、「インテリアや収納」についての素朴な疑問をプロをお呼びして聞いてみました!ご協力いただいたのは、インテリアスタイリストの村上直子さんです。
相談1「壁に棚を付けたいけど、棚選び、窓との関係性、サイズなど、迷うことだらけ…。気をつけるポイントは?」
プロの回答「まずは棚に何を置きたいか考えましょう!」
「見せるアイテム」と、「収納して隠したいアイテム」を選んでから、何を置くかを考えるのがいいと思います。どういうものを置くかによって、付ける棚も変わってきます。何を置くかが定まっていないと、棚の奥行き感とか質感とかも決めづらいですよね。
隠したいのであれば、中が見えないタイプの棚にすべきですし、飾り棚的にするのであれば、例えばマグカップなどを置いて見せる収納にするのも良いかもしれません。
よく皆さんが失敗する例として、置きたいものを考えずに、棚の高さに合わせて設置してしまいがち。そうすると飾りたいものが上の方に行き過ぎて、よく見えなくなってしまいます。棚に何を置きたいのか明確にしておきましょう。
プロのお部屋
▲左は村上さんのキッチン。ブルーグレーの棚を取り付け、お友だちからもらったカップや、よく使うマグカップなどの小物を飾っていたそう。
▲右は洗面所。右側に取り付けている棚は、重さが多少あっても強度があるもの。壁に直接レールを付けるタイプで、高さを変えることができる。収納目的で取り付けている、いわゆる収納棚。
相談2「子供が小学生になりました。ランドセルや宿題用タブレットなど、増え続ける学校用品の収納のコツを教えて下さい!」
プロの回答「子供が自分で片付けられる導線をつくる!」
子供ってなかなか元の場所にものを戻すことが苦手だと思うんです。そこで、子供が楽に元に戻せる工夫をしています。
例えばゲーム用のコードや充電コードは、テレビの下のカゴの中にざっくり入れているだけ。ここで充電したら、このカゴに戻す、というシンプルな導線にしています。使ったらすぐにコードを戻しやすいように、タップのそばに置いています。
さらに、カゴは浅いものにしています。深いカゴだと他にも色んなものを入れてしまいがち。もし目隠ししたいとなれば、例えばリビングで使っているブランケットをさっと被せれば隠せます。
タブレットなども、充電する場所に浅めのカゴを置いて、使うときはそこから取り出し、使い終わったらカゴに置くなど、子供が理解しやすい導線にするのがおすすめです。
相談3「賃貸だけど子供とインテリアのデコレーションを楽しみたい!壁を汚したり傷つけないでできる方法は?」
プロの回答「額縁の壁紙が便利です!」
このような額縁のような壁紙があります。貼ってはがせるタイプの付箋紙のような壁紙用ののり「Mataharukun」で、壁の一部分に貼ってみるのはいかがでしょうか。
その上からマスキングテープで賞状や子供のメダルを貼り付けてデコレーションしても可愛くなります。
額縁に入れると、絵を入れ替えるのも面倒だったりすると思います。このような壁紙を使えば絵を飾るのも簡単ですし、モノトーンの額縁だからカラフルな絵が映えます。他にも、例えばクリスマスにはツリーのステッカーを壁紙に貼ってみるのも楽しいと思います。
飾りたいものが増えてきてしまうと思うので、例えば2週間で飾るものを差し替えるというルールを作って、ホコリがたまらないように工夫しましょう。
質問者の声
すごくいいアイデアですね!娘は絵を沢山描くのですが、それを1つずつ額にいれて飾ると結局ガビョウを使って壁に穴が開くのでやめたいなと思っていたところでした。これならいいなと思います。
相談4 子供のつくった工作が増えますが、思い出のひとつなので捨てにくいです。どうしたらいいでしょう?
プロの回答
ずっと飾っておきたいけど、なかなか難しいことが多いと思います。そこで、思い出のものを収めた、フォトブックを作ってしまうのがおすすめです。子供の作品などもこの中に収めています。
いろんな会社さんがフォトブックサービスを提供していて、自分で編集できます。ページ数も選べるので、便利ですよ。本人も喜びますし、思い出としても残しやすくなります。
次々といろいろなアイデアを教えてくださり、参加したラボメンバーも「すぐにやってみたい!」という表情になっていました。まず、すぐ取り掛かれるところから見直したいですね。
こちらの座談会に参加したラボメンバーから、気になることがたくさん出てきて取り掛かれない…という声をいただき、村上直子さんに教えていただきつつ、家全体をまるっと見直しました!